氣まぐれ剣士の言いたい放題
596 インスタントラーメン
安藤百福さんは、インスタントラーメンを世界で初めて生み出し、今年96歳で天寿をまっとされた日清食品の創業者です。
安藤さんは、なんと48歳、無一文で、インスタントラーメンの開発に乗り出したそうです。それまでは様々な会社の社長や信用組合の理事長を務めていたのですが、その信用組合が破産。その負債を負い、無一文となりました。ただ自宅が残っただけです。
このままでは、人生、敗北・・・。48歳の安藤さんは、インスタントラーメンの開発にこれからの人生を賭けることにしたのです。
彼は裏庭に掘っ立て小屋を立て、来る日も来る日も、インスタントラーメン開発の研究を続けました。
いまでは当たり前ですが、お湯をかければ食べられるラーメンなんて、これまで誰も考えつかなかったことです。モデルもないし、作り方なんて、誰も知りません。ですから、考えて考えて、実験を重ねて重ねて、研究し続けました。失敗を繰り返し、挫折を味わい、一日睡眠が3~4時間の日が続きました。
そして、1年間を経て、安藤さんはついに発明します。世界初のインスタントラーメンの誕生でした。1958年に商品化されると、どんぶりに入れて湯を注ぐだけでおいしく食べられる「チキンラーメン」は、瞬く間に人気商品となりました。
安藤さんは後に語っています。
「事業と財産を失い、裸一貫、絶対の窮地から出発したからこそ、並でない潜在能力を発揮できたのではないか。
逆説的に言えば、私に事業失敗がなければ、(チキンラーメンの開発に没頭するという)これほど充実した時間はもてなかっただろうし、即席めんを生み出すエネルギーも生まれなかっただろう」
すごい人ですね。今では当たり前ですが、普通の人ではお湯をかけるだけでラーメンが出来るなんて発想もしないですよね。カップラーメンで思い出すのが、赤軍派の浅間山荘事件ですね。真冬の雪の中、立てこもった赤軍派を外でじっと待機している警察官が食べていたカップラーメン。きっと暖かくておいしかったでしょうね。
次回もお楽しみに。
以上
596 インスタントラーメン
安藤百福さんは、インスタントラーメンを世界で初めて生み出し、今年96歳で天寿をまっとされた日清食品の創業者です。
安藤さんは、なんと48歳、無一文で、インスタントラーメンの開発に乗り出したそうです。それまでは様々な会社の社長や信用組合の理事長を務めていたのですが、その信用組合が破産。その負債を負い、無一文となりました。ただ自宅が残っただけです。
このままでは、人生、敗北・・・。48歳の安藤さんは、インスタントラーメンの開発にこれからの人生を賭けることにしたのです。
彼は裏庭に掘っ立て小屋を立て、来る日も来る日も、インスタントラーメン開発の研究を続けました。
いまでは当たり前ですが、お湯をかければ食べられるラーメンなんて、これまで誰も考えつかなかったことです。モデルもないし、作り方なんて、誰も知りません。ですから、考えて考えて、実験を重ねて重ねて、研究し続けました。失敗を繰り返し、挫折を味わい、一日睡眠が3~4時間の日が続きました。
そして、1年間を経て、安藤さんはついに発明します。世界初のインスタントラーメンの誕生でした。1958年に商品化されると、どんぶりに入れて湯を注ぐだけでおいしく食べられる「チキンラーメン」は、瞬く間に人気商品となりました。
安藤さんは後に語っています。
「事業と財産を失い、裸一貫、絶対の窮地から出発したからこそ、並でない潜在能力を発揮できたのではないか。
逆説的に言えば、私に事業失敗がなければ、(チキンラーメンの開発に没頭するという)これほど充実した時間はもてなかっただろうし、即席めんを生み出すエネルギーも生まれなかっただろう」
すごい人ですね。今では当たり前ですが、普通の人ではお湯をかけるだけでラーメンが出来るなんて発想もしないですよね。カップラーメンで思い出すのが、赤軍派の浅間山荘事件ですね。真冬の雪の中、立てこもった赤軍派を外でじっと待機している警察官が食べていたカップラーメン。きっと暖かくておいしかったでしょうね。
次回もお楽しみに。
以上