氣まぐれ剣士の言いたい放題

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432 4年間の有休で世界旅行(1)

2006-12-08 07:54:17 | Weblog
氣まぐれ剣士の言いたい放題

432 4年間の有休で世界旅行(1)

 4年間の有給休暇を取って、自転車で世界一周をした人がいるそうです。その人の名はミキハウス社の坂本達さん、世界旅行をまとめた著書『やった。』は、2005年高校英語の教科書に採用されたそうです。

―― 世界一周の旅に出られるきっかけは何だったのですか?
もともと「世界中の人に出会って、彼らがどんなところに住み、何を食べ、どんなことを考えているのか知りたい」と思っていたんですね。それで「自転車で世界を回る」という夢を抱くようになったんです。ミキハウスでは年に2回、業務レポートを社長に直接提出するんですが、勝手に欄を設けてその夢のことを毎回書きました。「世界の子どもたちにミキハウスの洋服を着せて、広告写真を撮る」とか強引に仕事に結び付けたんですけど、最初はまったく相手にされませんでしたね。

―― それからどうやって実現されたのでしょうか?
仕事やお金は取り戻せても、時間は取り戻せないですよね。そのとき私は26歳だったのですが、「20代のうちに世界を回ろう」と決めていたので、企画が通らなければ会社を辞めるつもりで準備に取りかかりました。だいたい費用が1000万円くらい要るんですよ。自分でも貯金していたんですけど足りないので、サポートしてくれるスポンサーを探しました。

―― それは仕事とは別ですよね?
もちろん業務時間以外で、です。8時とか9時に寮に帰って、明け方4時くらいまで企画書を作り、太陽が山の端に昇ってくる頃に「そろそろ寝なきゃ」って仮眠する。そんな日々が半年ほど続いたと思います。そうしたら、20を超える会社にスポンサーになっていただけました。そのスポンサーリストを社長に見せたら、「本気じゃないとここまでできない」と言ってくれて。「応援してやる。給料も出すから、行ってこい」ということになったんです。


 さすがですね。夢を考える人は一杯いると思いますが、ここまで本気で考える人はなかなかいません。でも社長も立派ですね。
「応援してやる。給料も出すから、行ってこい」
なかなか言えませんよね。4年間分の給料、ドブに捨てるようなモンですものね。やはり本気だということが社長にもよく分かったのでしょうね。

次回も続きます。
お楽しみに。
以上