まほろばジャーナル。

趣味と道楽のみちくさ話し

第68号:高峰→小谷→乗鞍、新春温泉旅行【3日目】

2007年01月16日 | ■旅行・温泉/長野県
3日目 小谷から乗鞍へ。



前日の天気予報どおり小谷は小雪の舞う朝でした。豪雪地帯の小谷も今年の冬は本当に雪が少なくこの日の雪も久しぶりとのこと。朝食はいたって普通の旅館の朝食。目玉焼きや味海苔、香の物。



朝の時点ではこの日静岡に帰る予定だったのでのんびりして温泉に入ったり、宿に隣接する資料館などを見てまわりました。写真は資料館の一階。歴史の古い宿だけありいろんなものが展示されています。スキー道具や機織機、昔の帳場など見ていて結構楽しいです。



二階にあがると古文書などが沢山あり、さながらプチ博物館です。宿の女将さんが丁寧に解説してくれます。



出発前、宿の人の話では山田温泉のある長野県北部よりこれから通過する中部や南部のほうが雪が激しいとのこと久しぶりの雪道ドライブが楽しめそうです。名残惜しくも小谷を後にします。左の写真は山田旅館遠景。脇には沢があり上流には野湯があるそうです。冬は雪崩の巣ですが雪の無い時期いつか行ってみたいです。そして次なる目的地はうまい蕎麦が食べれる店。山田旅館で貰ったリーフレットを頼りに新行そばの「山品」という店を目指します。完全ナビ頼りのためどう行ったのかよく分かりませんがとりあえず到着。



店の中に入ると普通の玄関。普通に長靴を脱ぎ普通の部屋に入ります。地元っぽさ満点でなんだかうまい蕎麦が食べられそうな良さげな雰囲気。変に小洒落た蕎麦屋が多くなるなかこのユルイ感じは居心地がいいです。蕎麦が数品、つまみが数品、メニューは決して多くありませんがそれがかえって期待を高めます。しばし考えた末、数量限定の特製十割そばを注文することに(左の写真)。ちなみにこの店、美麻産の地粉を水車小屋で挽く売り切れご免の人気店らしい。そうこうしているうちに蕎麦が到着。汁は甘め、香りは少なめ、コシは緩め。でした。って聞くとたいしたことなさそうだが不思議と結構うまい。追加でもりそばとそばうすやきという味噌が薄くぬられたものを注文。そば酒が飲めないのが残念だが運転があるのでしょうがない。



店を出るころには雪の降りかたも本格的になってきた。そうなるとこのまま帰るのがなんだかもったいなくなり急遽予定を変更し2年振りのパウダーを目指して乗鞍へ行くことに。道すがら横転する車。書面衝突の車、スタックする車・・・。何台見たことか。久しぶりの大雪で事故も多発してる模様です。



久しぶりの乗鞍はどこもかしこもすっぽり雪に覆われていました。早速ひと滑りと行きたいとこですが事故渋滞で時間をくい到着したのは15:30。残り一時間のために半日券を買うのも勿体なく。かといってこのまま帰るのも偲びなく。天気予報は今夜も雪とのこと。暫し考えた末、乗鞍で泊まり、朝イチで新雪を滑り、午前で切り上げ、白骨の笹屋でも行って温泉に入って帰宅というゴールデンコースが頭のなかで弾き出された。



ということで急遽さがしたお宿が乗鞍の「本棟」。かなーり昔に泊まったことがあり素泊まりも受け付けてくれるとのこと。名前のとおり長野県中部にみられる本棟造りの宿です。



左は露天、貸しきりもできます。右は内湯、泉質上鉄やコンクリートなどはずぐに腐ってしまうので乗鞍の宿はたいがい板張りの壁に木製の湯舟です。この日は素泊まりのため夕食は車で5分ほどの食事処でいただきました。夜になると一時止んでいた雪もまた降り始め、明日への期待が高まります。朝イチのリフトを目指し、早々に眠ることに。乗鞍の夜は今日も更けて行きます。

手打そば 元祖 山品
住所:長野県北安曇郡美麻村新行14658
電話:026-123-1230
料金:特製十割そば750円 もりそば650円 そばうすやき600円
訪問:07.1月初旬

乗鞍高原温泉 本棟
http://www4.ocn.ne.jp/~honmune/frame.html
住所:長野県松本市安曇4022-11
電話:0263-93-2234
料金:1泊素泊まり 4,000円+税
泉質:酸性硫化水素泉
訪問:07.1月初旬



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