単独飛行

今は子供の頃などを振り返り自分の中を探検しています

愚かな質問、賢い息子

2020年02月01日 | 世の中

 

 私の子供は一人だけ、息子がいる。本当は三人くらい産みたかったけれども、それはかなわず。理由はまあここには書けない理由だが、私もそれなりにそのことで苦しんだ時期があった。

 

 息子が4~5歳くらいの頃だろうか、夫の実家に帰省していたときのこと。

 姑が息子を家の前で遊ばせて帰ってくるなり、

 「今ね、隣の奥さんが通りがかってね「〇君、弟が欲しいよねぇ~」って言われたのよ、それで〇は何て答えたと思う?」

 女性によくある、意地悪な質問。「奥さんとこ、二人目はまだ?」いかにもさりげなく、明るい話題を装って、実は意地悪この上ない下心が透けて見える質問である。

 「そしたら〇がね、「僕んち狭いから、僕だけでいいんだー」って言うのよ、よくまぁ上手く答えたもんよね」姑は感心したように言うのだ。

 私もすっかり感動してしまった。何て賢い受け答えをしてくれるんだろう、うちの息子は。その話でどれだけ私の心が救われたか、ちょっと想像もつかないと思う。 

 

 その後、息子からは一度も「弟がほしい」などという愚問はされたこともなく、月日が過ぎたけれども、息子が二十歳になったとき「なぜうちは一人っ子なの」と改まった顔で聞かれ、少し迷ったけれどもう大人だし本当の事を話した。お母さんはあと二人くらい産みたかったんだよと、そこは特に私の本当の気持を伝えた。

 そうか・・・と、つぶやいた息子。

 そうだよね、なんでうちは一人なんだろう、寂しいなと思わないはずはないよね。ただ、それを我慢して私に聞きもせず成長してくれた君の強さに、今更ながらに感謝する。

 ・・・と、息子自慢はいくらでも出てくる(笑


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