単独飛行

ひとり空をゆくように

女の宴会

2018年06月17日 | 男と女
 私の職場は全員女性である。もちろんトップも女性。
年に数回、懇親会というか、飲み会をする。ほとんどお酒を飲まない人も三分の一くらいいて、飲み会というより食事会という感じもする。
 たいていの店では、宴会といえば四、五人に一皿くらいの割合で料理が盛り付けて出されますよね。

 そうすると、「あ、この唐揚げは一人二個ずつだね、そっちの刺身は一人一切れずつで、ミニトマトは一個ずつね」と、厳しい監視体制が敷かれる。全員の目は皿の上にくぎ付け、もしそのミニトマトを一個でも余計に取ろうものなら、恐らくここを生きて帰ることはできないであろうという緊張感が、テーブル上に走る。地位が上とかそういうことは関係ない。全員が平等である。

 一、二、三・・・と真剣な顔で一人一人の取り分をチェックしている様子を見ていると、なんとなく笑いがこみあげてくる。この状況、男の人たちが見たらなんて言うだろうなあ、見せたいなあ。

 これって、きちんとお金を払った分、食べられない人がないように取り分けてあげるという点では優しい心遣いともいえる。母性本能全開の行動でしょう。
 でも、なんか、「宴会の席でそこまでしなくていいやん」って気もする。子供じゃないんだから、テキトーに勝手に食べればいいやん。と、私は内心思う。

 食べ物に対する執着は、やはり女性はすごいと思う。男の人は、そもそも、宴会になるとほとんど食べないで飲んでるだけの人もいる。だから、食べ物が足りなくなることはめったにない(若い人が多かったりすると違うが)。それに、誰がたくさん食べたかとか、そういうことで恨みを買うこともないだろう。
 女性は「〇〇円払ったんだからその分食べなくちゃ」という意識が強い。誰がたくさん食べたか、誰がどういうカクテルを飲んだか、誰が何度もトイレに立ったか・・・等々、細かいところを全部見ていて、さらに店員の態度とか部屋の清掃が行き届いているかエアコンの効き具合等、あらゆる観点から鋭い分析をしているのだ。

 男共にとって宴会とは、ふだん話せないことを話したり、楽しい時間を過ごすことが目的なのだろうと思う。店の雰囲気がどうとかいうのは、途中から酔っぱらっているから全然わからない(汗、っていうか、そういうのどうだっていいし、バイトの女の子が可愛かったらもうそれだけで最高っす、という感じでしょう。

 こちとら女は、カネ払った分だけはしっかり食べて、モトを取らないと宴会に出た意味がない。会話? そんなもんは酒なんか飲まずに話せるわい。むしろ酒飲まないほうが静かにゆっくり話せるし(汗

 男ばかりの模型の飲み会と、女だけの職場の宴会を行き来している私は、そのギャップに内心笑わずにいられない。
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仲直り

2018年05月30日 | 模型
 もう二十年近く、模型(プラモデル作り)という趣味を続けている。

 これくらい長い間になると、いろんな人にも出会う、合う人もいれば合わない人もいるし、いいこともあったし嫌なこともあった。親しい人もたくさんできたし、展示会で会っても目をそらしてお互いスルーする人もいる。

 ちなみに、いちばん辛かったのは、やはり、私のことをあることないこと書いて(内容をすべて見てはいない)、私の仲間に送った人がいることだけど、そのとき、そのメールを受け取った人の中の何人かは、「〇〇さんから信じられないようなことを書いたメールが来たのですが、本当のことですか」と私に直接メールで問い合わせてきた(ちなみに、メールをうのみにせず私に問いただしてきた行為には涙が出るくらいうれしかった)。
 これはもう、下手に胡麻化してもバレるだろうと思って、「Aについては本当ですが、Bについては違います」というように正直に答えた。すると「わかりました、しかし非常に残念です」という返事もいただいた。確かに・・・私は人を裏切ったのだ。もうどうすることもできない。一度起きてしまったことはもう取り消せない。

 さて、最近何かの雑誌か新聞かを読んでいて「短い人生、なるべく仲違いしていた人と仲直りするように心がけている」と書いている人があった。
 思わず、ハッとした。確かに残り少ない人生、このままでよいのか私!? 仲直りするのなんて、こちらから「ごめんね」と言えば、それでできるんじゃないか。
 というわけで、最近少しずつ実行に移している。仲違い、というほどではないにせよ、なんとなくお互い行き違いがあって疎遠になっていた人に自分のほうから声をかけるようにしている。
 もしうまくいかなくたって仕方ない、くらいの気持ちで行ってみると、案外相手は無視などせずに答えてくれる。
 そのときのうれしかったこと。

 もしかして、変に気にしていたのは私のほうだけだったのかも。

 結局、他人の評価なんてどうでもいいことなんだよね。
 他人が嫌ってる人間でも自分がいいと思えば付き合えばいいし、他人がどんなに偉い人だとか言っても自分から見て嫌な奴だと思えばつき合わない。それだけのこと。そう、もっと自分を信じてやれよ。
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男はみんな痴漢か?

2018年05月24日 | 男と女
 先日、友人と痴漢の話になった。彼女がネットで読んだ情報によると、女性の7割は何らかの痴漢に遭遇したことがあるという(どういう統計か? とツッコミたくなるけどね。怪しいもんです)
 ちなみに、彼女も私も電車の中などで痴漢にあったことがある。もちろん、どちらも駅に届けたりはしていない。忌まわしい記憶として我慢している。

 彼女は「男ってのは、女の胸や尻なんか触ってもいいもんだと思ってんのよ」「男ってのはバカだから何を言っても無駄」と大変な権幕である。
 「満員電車のドアとかに、オッパイのカタチをしたオモチャ(キューピー人形みたいな手触りの)をくっつけておいて、そこ触ってください。というのはどう?(笑)」と提案すると彼女は、
 「痴漢はコッソリ触るのが好きなんだから、そんなもん触るわけがない」とマジギレである。
 私は「まぁ確かに私もガッカリするのは、『男として痴漢のような卑劣な行為は許せん』と言ってる男には会ったことがないんだよね」というと
 「そんな男いるわけないでしょう。男なんかみんな痴漢よ」確かにそうかもしれない。絶対に触らないと言い切れる人はいないのだろうね。
 
 私が嫌なのは、男性と痴漢の話をすると必ず「冤罪が困るね、もし罪を着せられたら俺の人生おわりだからな」という話をすることである。それだけかい、と。
 自分の彼女や妻が痴漢にあう可能性は考えないのかい? もし彼女らが痴漢にあっても平気なのかい? 怒らないの?

 ま、しかし、男性に痴漢がどんなに嫌なものかは、理解してくれってのが無理でしょうね。
 もし満員電車の中が女8割男2割くらいで、まわりを女に囲まれて、その中から変な手が伸びてきて貴方の股間の小さなカワイイ突起物を撫で始めたら・・・きっと気持ちよくなって恍惚としてしまうんでしょうね。

 想像しただけでアホらしい。そんな人に、女がどんなに嫌な気分を味わってるかなんて説明するのは困難である。
 たとえていえば、ナイフを持った最低の変態野郎に下半身裸にされて、「この短小野郎」と罵られながら土下座させられるような感じかな。それくらいの恐怖と嫌悪と恥ずかしさを感じるのである。

 脳に、「女性が痴漢にあってるときに感じる感覚」を送ることのできる装置があったら面白いと思う。
 そうやって疑似体験できたら・・・流行りのバーチャル体験ですよ。そういう体験ができたら、どんなに嫌な気分になるかがわかると思う。
 ま、それより、満員電車をなくすほうが早いだろうね。私は都会の満員電車って乗ったことがないけど、あれは非人道的な混み方でしょう?
 それとも、女が満員電車に乗らずに(仕事せずに)暮らせる世の中を作ってもらうかだなあ。私はそっちがいいなあ。ハハハ。
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女性を褒める

2018年04月24日 | 男と女
 女性を褒めるのは難しいといいますが、今日は私の好きな褒め方をいくつか伝授いたしましょう。

 まずは、「いつもと違うね」です。
 これは女性同士でも使う便利な言葉です。

 女性の服装とか髪型の変化なんかわからないし、下手に「その服いいね」なんて言ってみたら「何言ってんの、これ去年買った安物よ」とか切り替えされたりする恐れがあります。
 しかし、「いつもと違う」というのはすごく曖昧なのですが、言われてうれしい言葉です。

 なんでだろうね。女は普段と「何かちょっと」違うことを好むからかな。だから曖昧なんだけど「ちょっと違う」と言われるだけでうれしい。あ、ちなみにこれは男女的心理学では有名な法則ですよね、「女は変化を楽しみ、男は変わらないことを好む」。
 
 さて次の褒め言葉は「そういうのをやってる子が好き」です。
 これは、褒めながらも結局は「キミが好き」というところを言いたいわけで、ドキっとします。

 私が昔々こういわれたことがあるんですが、なかなか上手い言い方だと思います。言った人は計算して言ったんじゃなくてたぶん思ったままを言ったのでしょうけど。

 たとえば、手作りお菓子を持ってきた彼女に「へえー、お菓子作りとかするんだ・・・そういうのする子って好きだな」とか、手作りのマスコットをバッグにぶら下げていたら「手芸する女の子って好きだなあ」というふうに、そのモノ自体を褒めるのではなく、「そういうことをするヒト(つまりはキミ)が好き」と言うわけです。

 これは結構グッときました。新鮮な言い回しだと思いました。
 でも今考えてみると、「思った通りに言うタイプ」の人なら普通に言うのかな。

 「こういうことする子が好きなんだよなー」っていう言い方は、見た目だけじゃなくて自分の趣味まで褒められた深いうれしさがある。
 若い頃、「料理好きな子が好き」とか「気が利く子がいい」とかいう話って、男性と話していてよく聞いたものですが、それは「本人に言えよ」です(汗 私に言うなよ。

 私はアラフォーでプラモデル作りをはじめました。ずいぶんたくさんの男性に「女性で模型作るって珍しいですね」とは言われましたが、そういうとき「模型作る女性って好きだなぁ」と言われたら・・・思わず、クラクラっと来たかも。

 自分の気持ちがそこに出るからでしょうか。「こんな男が好き」って私もなるべく言うようにしたいと思ってます。残りの人生は素直にいきたい。 
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女の風俗店

2018年04月18日 | 男と女
 昔から男には風俗店というものがあり、お金を出せば女と遊べる場所がある。
 それに対して、女はお金を出してまで男と遊びたいと思う人はほとんどいない。
 ホストクラブというものがあるではないか、という人もいるかと思うけど、ああいうところに行く人はごくわずかで、金の使い方としてはあまり一般的ではない。

 しかし人間には性に関するストレスがつきもので、女だって何かのカタチでストレス解消してるに違いない。
 いったい、女にとっての風俗店は何なのか。
 この問題は長く私の頭を悩ませてきた。「これだ!!」と思えるようなものはなかなか見つからない。

 ところで、先日、久々にデパートに行った。正確に言うと、デパートで自分のものを買った。
 すると、そのほんの2000円くらいの安物のスカーフを、私と同じくらいの年配の店員さんは丁寧に受け取り「こちらでございますね」と「ございます」調の言葉遣いで、あたかも私が毛皮のコートを着たお金持ちのマダムであるかのように、恭しく(うやうやしく)接客してくれるではないか!! こんなもの、小さなビニール袋かなんかにさっと入れてもらって、さっさと金払って退散したいのに、丁寧に包装紙に包んでデパートの紙袋なんかに入れてくれる。
 普段買い物をしているスーパーなどの接客とは、何もかも違いすぎる!!

 と、そこでハタと気が付いた。そうだ、これこそ女にとってのキャバクラなのだと。
 ちょっと金を出せば、店員さんがじつにへりくだった態度で接客してくれる。

 男の人たちにとっても、風俗系の店に行くのは単に「抜いてもらう」ことが目的な場合もあるとは思うけど、金を出して女にいろいろ優しくしてもらったりイイ気分にしてもらったりするというのが、まずは最初の目的(それだけの店もあるよね)でしょう。
 男の場合、単に言葉で楽しませてもらうだけではなく、女の体を見たり肌に触れたりすることもしたいと思うだろうけれど、女は言葉こそがむしろ最高の性的快楽なのである。夫や彼氏以外の不特定多数の男に見られたり触られたりすることはむしろストレスで、それよりも、相手が男だろうと女だろうと構わない、自分を金持ちのマダムのように扱ってくれてお世辞を言ってくれるような場所・・・それこそが女の風俗店であります。

 ということは・・・と、ここで賢明なる男性読者は思うかもしれない。
 「じゃあ、高いものをプレゼントしたりセックスで何時間も頑張るより、うまい言葉をかけたら、それだけで女って陥落するのかな」と。

 そうですよ。うまい言葉を次から次に繰り出せば、それだけで昇天・・・。でも、これがまた哀しいことに、ほとんどの男にはそういう言葉は逆立ちしても言えない。
 いやー、世の中って哀しいですねえ。

(写真:蒸気機関車の銘板)
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