喜久家プロジェクト

日本一細長い半島、四国最西端「佐田岬半島」。 国内外からのボランティアとともに郷づくり「喜久家(きくや)プロジェクト」。

裂織りのように故郷を紡ぐ ~2/20付け愛媛新聞「地軸」より~

2020-02-20 | 佐田岬の風景
 本日、2/20の愛媛新聞「地軸」欄に三崎高校生による地域協働の記事が載っていた。


 佐田岬半島の真ん中辺り、海に面した小さな集落ににぎやかな声が響く。
伊方町大久地区で先週末、三崎高校の1、2年生が中心となり、アートイベント「せんたん劇場」を開いた。

 地区全体を舞台に見立て、住民らが身近な文化や魅力を再発見するのを促す試み。
「来てもらう」ではなく、生徒たちが集落に「入り込む」姿勢が「みさこう」らしさにあふれ温かい。


 全校80人ほどの三崎高では生徒の視点を生かした地域活性化活動が盛んだ。
地元菓子店と開発した大福、住民の健康づくりのための体操、自主映画の製作…。


 さまざまな挑戦が、達成感や自己肯定感につながっていることは、生徒たちの表情からうかがえる。
 2年の中元愛菜さんも「以前は人前に出るタイプではなかった」と言うが、
今では担当するカフェ班のリーダーを務めるなど、成長を実感しているそうだ。


 住民との協働で地域愛がはぐくまれ、南予に根ざし活躍する卒業生も増えたという。
人口減少時代のヒントとなりうる好例だろう。
「いつでも人がいて、楽しく温かな地域であってほしいと思います」。
中元さんも地元で就職し、その一端を担うことを誓う。


 半島には細かく裂いた古布と、麻や木綿などの糸を用いた「裂織(さきお)り」という織物が伝わる。
たとえるなら、横糸となる布が地域や住民、縦糸が生徒たちだろうか。
それぞれがしっかりと組み合わさり、素朴ながら丈夫で、味わい深い故郷を紡ぐ。



 ふるさとには、地域活性化のためにがんばる大人の姿が多く見られる。
そこに、高校生のちがった視点での風が入ってくる。
大人と子ども・高校生たちとの協働。
思いを重ね、明るい未来を想像(創造)する。


 佐田岬に、春の新しい風が吹いている。

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