菊若会

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音楽の学習と点字の楽譜(前回のエッセイ「音楽への道」からの続き)

2014-01-15 00:01:52 | 雑感

小学校の5年生より音楽教育の一環として 点字の楽譜を習いました。
(1拍は100円)(半拍は50円) (1小節は400円)というぐあいに
音譜をお金に替えて 楽譜の理解をさせようという 先生のユニークな教え方でした。
点字は一升が6点しかなくて、50音を英語 や楽譜で読み替えなければなりません。
たとえば4部音符の(ドレミファソラシド) は 50音の(スサケセシコソス) というように、ややこしい物です。
しかし、ひじょうに面白い授業でした。
この楽譜は一般的な物で邦楽はそれを基礎にした 全く別な物なのです。

諳記の稽古に限界を感じていましたところ 「これからの時代は楽譜を読めないと難しくなる」
と背中を押されて 渋々勉強をする事になりました。
15歳の秋、世の中は東京オリンピックで盛り上がっていた頃に
音楽の道で身を立てることと決心しました。

もとより楽譜を習いだしての事 宮城道雄作曲で今の天皇陛下の誕生を祝した
「御代の祝い」という曲が有りますが、 最初の唄の部分がなかなか身に入らず
「はるかぜに」だけで1日かかったことを今 でもよく覚えています。

高校時代は楽譜と格闘しながら勉強半分、スポーツ半分

高校を卒業したら本格的な修行に入る物と思っていましたら、
大阪音楽大学に箏曲部ができたという話が、私の進路に現実的な物となって現れてきました。







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