森の時間 SINCE 2002

Le Temps Du Bois

伐採

2012年06月27日 | 森林・里山・野外活動

「森の時間」のある佐口湖の奥地を手に入れた頃は、Photo
雑木が皆伐され、広々としていて、高木は森から取り残された6本の赤松のみの半造成地だった。

それから10年。利用していない斜面に、人の背丈の倍以上に伸びた赤松が鬱蒼と繁茂して、Img04604201206210749
見晴らしが悪くなっていたので、全て切り倒すことにした。同時に、6本残されていたこの土地のシンボル的な赤松も思い切って伐採するつもりでいるが、大きな鳥の止まり木になっているし、夜はミミズクが張り付いて不気味ではあるが、かつての森を感じさせる貴重な存在なので、Img04589201206210736
真っ直ぐ伸びている2本だけは残そうかと思っている。

まず、南の斜面と奥のせりあがった斜面から北斜面に向かう、なだらかな斜面の赤松の低木は皆伐した。奥のなだらかな斜面は、Img04584201206210735
元の森の表皮が残っている一帯なので、森の多様な下草が観察できる。

当初より構想だが、眺めの良いせり上がった奥の斜面の中腹を整地して、そこに今までより大型の小屋
と言ってもセルフビルと限界の大きさの小屋、を建てようと思っている。
結構な傾斜地なので整、地と基礎は業者に依頼せねばならないだろう。床面積からすると建築許可も取らねばならないみたいです。
それが、彼の地の究極の建造物になり、それを「森の時間」の母屋にする計画です。

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あの日から半年

2012年06月24日 | 随想・エッセイ

時の流れに身を委ね、流されてきた。

 

年が明け、早々に、春の海と富士山を見たくて三浦半島を歩いた。

フィリッピンのClark市に行き、常夏を味わう。かつて米軍クラーク基地があったので、退役軍人らしき現地化した沢山の米人に遭遇する。Img01758201201170819

2月にはベラルーシに飛び、マイナス20度の凍てつく陸路200Kmを走りGlobinという町に入る。ウクライナのチェルノブイリに近い放射能汚染の放棄地が散在する地域。Img02110201202131531

3月に入ると、HoustonからCalgary、お決まりコースの今年初出張。

その間、千葉の成東を歩き、佐倉の古い街並みを散策し、Img02932201203291218
城山、高尾山にハイキングしたり、初来日した35年来のHoutonの友人と京都観光。外人を京都観光に連れまわるのは、何十年振りだろう。外人と同行する通訳ということで、京都御所に入れた。始めての御所。皇室の重みと歴史を感じる。

2012年の年明け3か月は、何も考えることなく自分を急き立てるように慌ただしく日月を消化した。

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今年の「森の時間」の春は遅く、4月後半まで眠っていたので、野外活動の出足は例年より遅れた。連休過ぎてやっと色づいた佐口湖の堤桜。 

張り合いが一つ消えてしまったのか、私の気持ちも「森の時間」から遠ざかっていたかもしれない。Img03151201204101430

今年の春は、関東地方の見頃な桜情報に気分が落ち着かず、知人に誘われるままに、東京下町や景信山、高尾山一丁平で、残りの人生で数える程になった日本の春景色を満喫した。

私のアウトドア‐ライフに影響を受けたらしい北京在住の中国籍朝鮮族の友人から、Img03336201204221305
北京郊外の低山ハイキングに以前より誘われていたので、連休前に思い切って行ってきた。2泊3日の予定だったが、月曜日に仕事を兼ねることになり、天津まで足を延ばし4泊5日の遊びと仕事の旅になってしまった。

「森の時間」の活動は連休から本格し、連休以降5月の森の時間滞在日数は11日間。

その間に、息子Hが寮生活送りながら働く新居浜に行き、Img03719201205191933一度訪問したかった宇和島城、山に阻まれた黒潮の特有な文化圏を形成している(と私は思う)高知に足を延ばし、岩崎家から高知朝市を漫ろ歩く。

5月最終週はソウルに飛び、プサン近くの町まで日帰り往復、24時間韓国滞在しImg03897201205311305そのまま羽田経由の深夜便でSingaporeに飛んだ。そこからフェリーでBatam島へ移動。一泊して2日目の深夜便で成田に帰国。結構キツイ1週間だった。裏Batamともいうべきところに位置する点在する島々を眺める穏やかな海にせり出した集落に行き、昔ながらの静かな水上生活Kelongの上で肌にしっとりと馴染むSea Breezeに吹かれた。

6月に入ると、定番コースのCalgary-Houston、Img04165201206091512今年2度目、12日間の旅。表向きは仕事、それなりの初成果もあるが、慣れたルートに、慣れ親しんだ人々、何とか乗り切った。
気分は半働半休。重い雪でハンドルが取られそうになったB
anffの初夏の雪に驚く。Img04172201206091534世界各地が予想外の気候に振り回されている。

17日に帰国し、それからほぼ1週間が経過した。 
先週の2度の森の時間の作業と、新鮮な野菜で快食快便。なかなか抜けきらなかったJetlagから解放され、今やっと無事に帰国した気分になっている。Img04569201206201030

あまり考えずに流れに身を任せた半年。取敢えずはこれで良かったのだろうと思う。

まだ時間はある。 これから、立て直せば良いのだ。

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