『唱歌・童謡100の真実』(ヤマハミュージックメディア)の発行後、新たに発見され確定した事柄や、面目ない誤植・書き誤りなど、著者としての責任から、気付くたびにこのブログにて告知しています。このブログの左欄を下にスクロールして、「大正・昭和初期研究」関連のカテゴリーをクリックしていただけると、様々の修正情報が出てきますのでご利用ください。
今回は、完全に私の誤記です。申し訳ありません。
■86ページ上段、本文5行目============
×「赤いろうそくと人魚」で名高い童話作家、鈴木三重吉が創刊した雑誌『赤い鳥』~
○「赤い鳥運動」で名高い童話作家、鈴木三重吉が創刊した雑誌『赤い鳥』~
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『赤い蝋燭と人魚』は大正10年に「朝日新聞」に発表された小川未明の作品です。また「赤いろうそくと人魚」は巻末の索引で拾っていませんから、索引への変更・訂正はありません。
じつは、私が上記「×」のように書いていることを指摘してくれたのは、最近知り合ったチャッピーというニックネームの私の友人です。彼は私の著作の熱心な読者で、一曲一曲、丁寧に読んでくれています。その彼から指摘をされて、あわてて本を開いてみたら、彼の言うとおりでした。執筆当時、小川未明が「赤い鳥」に発表した「今後を童話作家に」という宣言文の紹介もして、当時の「赤い鳥運動」について書こうと思っていたという記憶がありますが、とんだ誤記が残ってしまいました。お恥ずかしい限りです。