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何気ない風景とひとり言

寺社&石仏巡り、小さな旅、散策...ふと目に留まった何気ない風景...切り取って大切な想い出に!

春日大社-(2) (奈良)

2020年12月07日 | 寺社巡り-奈良

【奈良・奈良市】春日大社は、藤原氏の氏神・氏寺の関係から興福寺との関係が深く、平安時代の弘仁四年(813)、公卿・藤原冬嗣が興福寺に南円堂を建てた際、安置した本尊・不空絹索観音は春日大社の祭神・武甕槌命の本地仏とされた。 春日大社は、20年毎に斎行される式年造替制度により、社殿の修繕や調度の新調などが連綿と受け継がれ、神域が守られてきた。

二ノ鳥居をくぐり、苔生した多くの石燈籠が立ち並ぶ参道を進み、南廻廊の南門に....。 廻廊に挟まれるように建つ南門は、檜皮葺きで鮮やかな朱塗りの楼門で趣があり、朱と白壁のツートンカラーが美しい。
南門をくぐって本殿境内に入ると、正面に横長の檜皮葺きの幣殿・舞殿が建ち、吹き放しの造りで中一面に玉砂利が敷かれている。 幣殿・舞殿の前に賽銭箱が置かれ、多くの方が参拝している。 幣殿・舞殿の左手には、春日祭に勅使以下が直会の儀式を行う直会殿が隣接している。
幣殿・舞殿の右手に進み、そこから中門と御廊を眺めると、御廊の屋根の上に突き出ている本殿の外削ぎの千木が見える。 特別参拝料を払った(約11年前の訪問だが、払った記憶がない....)後、幣殿・舞殿から林檎の庭の脇に設けられた緩やかな石造りの階を上がって本殿前に建つ荘厳な中門に....。
正面に唐破風を設けた檜皮葺の中門は、威厳に満ちた楼門形式で、聖地らしい雰囲気を醸し出している。 中門の両側に連なる檜皮葺の御廊は、柱間の全壁面に緑色の盲連子窓を配し、軒下に組高欄付きの切目縁を設けていてたくさんの釣燈籠が下がっている。 中門の前に擬宝珠高欄付きの小さな神橋があり、それを渡って中門で参拝した。
その後、東廻廊に進み、吊り下げられた釣燈籠を拝観してから御廊の左手に。 西御廊から檜皮葺の捻廊でつながる内侍殿、宝殿そして鎮座する幾つかの境内社を参拝した。 本殿後方に鎮座する後殿(内院末社)は神門と塀で仕切られているが、塀越しに、外削ぎの千木と五角形の堅魚木を乗せた檜皮葺の四棟の本殿の一部が拝観できる。 ここはまさにパワースポットなのかも....。

△表参道に立つ江戸時代建立の二ノ鳥居の春日鳥居

△若宮神社方向への参道から眺めた楼門造りの南門....本殿境内を取り囲む廻廊の南側に建つ正門....楼門建立前は鳥居があった

△入母屋造檜皮葺の南門(重文)....平安時代治承三年(1179)の創建で、南北朝時代に再建....高さは約12メートル、軒廻りは二軒繁垂木、組物は二手先で中備は間斗束、軒支輪がある

△本殿境内から眺めた南門....本殿境内を取り囲む廻廊の南側に建つ....入母屋造り屋根の大棟端に獅子口、拝に猪ノ目懸魚、妻飾は豕扠首

△本殿境内から眺めた南門(右は幣殿・舞殿)....上重の組高欄付き切目縁を支える腰組は三手先で中備は間斗束

△切妻造檜皮葺きの幣殿・舞電(重文)....平安時代貞観元年(859)の創建

△幣殿・舞殿は正面五間側面三間で、一軒疎垂木で組物は舟肘木....左(西)側に隣接するのは直会殿

△幣殿・舞殿の東側二間(奥)が幣殿、西側三間(手前)が舞殿

△幣殿・舞殿の正面一間は吹き放しで、春日大社本殿に向けての参拝所
 
△南端入母屋造&北端流造檜皮葺の直会殿(重文)....平安時代貞観三年(859)の創建、現建物は江戸時代の慶安五年(1652)の建立....東西(梁間)四間、南北(桁行)八間の白木造りの建物/大きな御幣が供えられている直会殿(移殿)....春日祭に勅使以下が直会の儀式を行う、中世には法華八講がここで行われた

△一軒疎垂木で組物が舟肘木の直会殿の西面は全て格子戸、軒下に吊られた釣燈籠群....左の建物は西回廊

△幣殿東側から眺めた本殿の前に建つ楼門形式の中門と御廊....中門正面の唐破風は明治時代の増設

△入母屋造檜皮葺で中門(重文)そして御廊(重文)....中門は平安時代寛治七年(1093)以前の創建、現在の中門は江戸時代慶長十八年(1613)の再建で、高さは約10メートル

△軒廻りは二軒繁垂木、組物二手先で中備は間斗束、軒支輪がある....両側の御廊の長さは約13メートルで各間全てに連子窓

△大棟端に獅子口、拝に猪ノ目懸魚、妻飾は豕扠首、上重に組勾欄付切目縁....御廊前にも組高欄付切目縁を設けている

△林檎の庭の脇に聳える注連縄が張られた御神木の大杉の老木越しに眺めた中門と御廊....中門の奥に奈良時代神護景雲二年(768)創建の本殿4棟が鎮座
 
△社頭の大杉は樹高約25メートルで推定樹齢千年.....鎌倉時代後期作の絵巻物「春日権現験記」に描写されている/大杉の膝元に鎮座する岩本神社....表筒男命他2柱を祀る

△春日大社の本殿を囲む檜皮葺の廻廊(重文)....治承三年(1179)の創建で、東西約40メートル、南北約60メートル、片側に連子窓を設けた壁で仕切っている

△林檎の庭の東側の廻廊

△東側の廻廊に下がる釣灯籠群

△四方の廻廊などの約1,000基の釣燈籠が吊りされている

△本殿を囲む西御廊と内侍殿とを結ぶ檜皮葺の捻廊(重文)....平安時代治承三年(1179)の創建、現捻廊は江戸時代宝永年間(1704~1711)の建立....春日祭に奉仕する斎女や内侍が昇殿するための登廊

△流造檜皮葺の内侍殿(移殿)(重文)....平安時代貞観元年(859)の創建、現建物は江戸時代慶安三年(1650)の建立(伝)....御神前で奉仕する内侍(女官)らの控え及び式年造替時に一時的に神霊を祀る....大棟に獅子口,拝に梅鉢懸魚,妻飾は豕扠首

△内侍門から眺めた切妻造檜皮葺の宝庫(重文)....平安時代大同二年(807)の創建(伝)

△板倉の宝庫は本殿に次ぐ重要な建物で、春日祭に使用する御神宝が納められている

△本殿境内に鎮座する多賀神社.....祭神は伊弉諾命

△境内に鎮座する風宮神社と右奥に椿本神社

△風宮神社....御祭神は級長津彦命と級長津姫命

△椿本神社....奥の下に鎮座するのは多賀神社

△椿元神社....祭神は角振大神

△本殿後方の後殿(内院末社)への切妻造檜皮葺の神門....4社は八雷神社、栗柄神社、海本神社、杉本神社、佐軍神社

△塀越しに眺めた春日大社の一間社春日造檜皮葺の本殿(4棟)....現本殿は文久三年(1863)の造替だが平安時代の優美な意匠を伝える....大棟に外削ぎ千木と2本の堅魚木が乗る

△藤波之屋(重文)に再現された萬燈籠....藤波之屋は江戸時代まで神職の詰所だった



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