日常のあれこれをそこはなとなく

料理、わんことの日々、海外ミステリを中心とした読書、ソフトバンクホークス、JAZZなどを書いていきます。

村上海賊の娘

2015-01-30 06:35:22 | 読書
和田竜の「村上海賊の娘」を読みました。



織田信長が石山本願寺を攻めた際、本願寺は毛利に兵糧米の支援を依頼します。毛利はここで織田家に敵対するかどうか決断を迫られます。さらに百万石もの兵糧米をどうやって大阪の本願寺へ運び込むかという問題もありました。この時に毛利家は村上海賊を使うことを考えます。



この作品は、村上海賊の娘景の活躍を軸に、海から見たもう一つの戦国時代を描いていきます。主人公景以外にも眞鍋七五三兵衛や鈴木孫市など魅力的な人物がたくさん登場します。後半に描かれるあまり例のない船団による戦闘場面もリアルに描かれています。



司馬遼太郎の「坂の上の雲」に村上水軍が出てきます。日本海軍の参謀であった秋山真之がこの村上水軍の軍書を研究してバルチック艦隊との日本海海戦に勝利を収めたと書かれてあります。日本の海賊が非常に優秀で、平安時代から戦国時代にかけて日本はおろか海外にまでその名をとどろかせます。

この「村上海賊の娘」はあまりにも絶賛されていたので、ついつい読むのを避けていたのですが、いやはやすごい作品でした。ぜひ映画化して欲しいと思いました。
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