日常のあれこれをそこはなとなく

料理、わんことの日々、海外ミステリを中心とした読書、ソフトバンクホークス、JAZZなどを書いていきます。

ブータンこれでいいのだ

2013-06-29 06:45:35 | 読書
御手洗瑞子さんの「ブータンこれでいいのだ」を読みました。



ブータンと言えば、GNH(国民総幸福量)という概念を作り出し、国家は国民の幸福のためにあるというコンセプトで国作りをしている国です。筆者の御手洗さんはこの国の首相フェローに応募し、一年間ブータンでお仕事をされた、その時の体験をつづった本です。



中国とインドという2大国にはさまれたヒマラヤの小国ブータンの人口はわずかに70万人。日本の島根県くらいです。学校のある世田谷区が150万人くらいいますから、その半分でしかありません。主な産業は豊富な雪解け水を利用した水力発電です。ダムでつくった電気をインドに売るのが一番の産業です。人も少なく交通の便も悪いので製造業はできませんし、農産物も限られています。そんな中知恵を絞った国作りをしています。

東日本大震災の直後に結婚したばかりのブータン国王が王妃を伴って東北地方を訪問してくれたことは記憶に新しいです。彼らの言葉がどれだけ被災地の人々の力になったことかと思います。



ブータンと日本では、国の規模や持っている文明があまりにも違います。でも、国のあり方として、限られたリソースしか持たない国がどうやってこのグローバル社会のなかで生き残るかを考えるときにいろいろヒントになることはあります。

この本の中で印象に残った部分を紹介します。彼女の上司が彼女に幸せについて語ったところです。「幸せを願うのであったら、自分の幸せではなく周囲の人の幸せを願わなくてはいけない。家族だとか友人だとか、自分の身近な大切な人たち。そして周りの人たちが幸せでいられるように、できる限りのことをするんだ。」こういう人でありたいなと思います。
コメント   この記事についてブログを書く
« ゴーヤーチャンプルー | トップ | ロトンダ・ナオ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

読書」カテゴリの最新記事