日常のあれこれをそこはなとなく

料理、わんことの日々、海外ミステリを中心とした読書、ソフトバンクホークス、JAZZなどを書いていきます。

限界点

2018-04-03 04:02:52 | 読書
ジェフリー・ディーヴァーの『限界点』を読みました。



凄腕の調べ屋ラヴィングは、ターゲットを拉致し、拷問を含めたあらゆる手段を用いて必要な情報を手に入れます。彼は家族をはじめ、相手の弱みとなる対象に近づき利用します。一方、アメリカ連邦の捜査機関に属するコルティは、プロのボディーガードです。何らかの危害を加えられそうな人々を敵から守ります。



ワシントンD.C.の警察官一家が、今回のコルティの対象です。相手は、これまで何度も戦って来た因縁のラヴィングです。コルティは信頼する上司をこのラヴィングに殺されています。何とかラヴィングを逮捕したいコルティと、コルティの裏をかいて警察官一家から情報を引き出したいラヴィングとの凄まじい攻防が描かれています。

僕はジェフリー・ディーヴァーのリンカーン・ライムシリーズにはまって、海外ミステリーを読むようになりました。その点ではおなじみのディーヴァーの文章でした。展開が速く、見事などんでん返しがあって相変わらず楽しめる作品でした。ただ、圧倒的な傑作を知っているので、この作品はまあまあに感じてしまいました。勝負の決まった試合でダメ押しに打ったソロホームランという感じでした。
コメント
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