日常のあれこれをそこはなとなく

料理、わんことの日々、海外ミステリを中心とした読書、ソフトバンクホークス、JAZZなどを書いていきます。

特捜部Qキジ殺し

2017-08-26 06:05:30 | 読書
特捜部Qシリーズ第2弾『キジ殺し』を読みました。



過去の未解決事件を捜査する特捜部Qのカールの机に、20年前の少年少女殺人事件のファイルが置かれていました。この事件は後に犯人が自首して、服役中です。解決している事件でした。カールとアサドは、この事件の詳細をもう一度見ていくと、おかしなところがあちこちにあることがわかりました。



怪しいのは、ある名門の寄宿学校の、当時の生徒達でした。彼らはそこを卒業し、それぞれ社会的に成功して、今では名士となっています。カールとアサドは、事件当時の関係者達を探し出し、少しずつ絡まった糸をほぐして行きます。

けっこう過激なシーンも多い本作ですが、事件解決に至るルートが複雑で、それが次第に解き明かされていく展開にはぐいぐい引っ張られます。カールとアサド、そしてカール周辺の人物も実にいい味を出していて、シリーズ物を読む醍醐味も味わえます。面白かったです。
コメント
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