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退屈しないように シニアの暮らし

ブログ巡り、パン作り、テニス、犬と遊ぶ、韓国、温泉、俳句、麻雀、木工、家庭菜園、散歩、卓球
さて何をしようか

面白く話す人が成功する

2014-10-26 11:48:15 | 韓で遊ぶ

次の本です
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き楽かん 家具職人の仕事

2014-10-26 07:19:44 | 木の工房

築50年の家をリフォーム中
床の間であったところに扉をつけました
物いれとして、中には棚を作って入れています。
以前は床の間の似合わない暮らしなので、物置にしてただ、物を積んでいるだけで、目隠しにカーテンをつけていましたが、とてもすっきり使えるようになりました。
最近は、建具作りに追われているき楽かんの家具職人です
どこかにドア、棚を作りたい方、ご相談に乗りますよ

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函館リコーダー協会

2014-10-25 06:58:13 | リコーダーを楽しむ
10月19日
弟59回定期演奏会が終わりました
たくさんの方が来てくださいました。ありがとうございました

当日の模様は次にアップされています
http://www.youtube.com/watch?v=Gkc9uq4cKkk
http://www.youtube.com/watch?v=HHFUckAWimc
http://www.youtube.com/watch?v=t60E8YWCw80
http://www.youtube.com/watch?v=LR-8HvRnF8c
http://www.youtube.com/watch?v=Z1CJqow9xKQ

アップしてくれた方に感謝
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울지 말고 꽃을 보라

2014-10-25 06:46:03 | 韓で遊ぶ

素直な羊と草原
顔を合わせれば喧嘩をする若い夫婦がいた。夫は妻がいつも素直な羊のように人の言うことをよく聞くことを望む反面、妻は夫がいつも青い草原のように広くぽかぽかと暖かいことを望んだ。
「お前、どうか素直な羊になってくれよ。」
「ならば、あなたが先に草原になってみてよ。あなたが草原ならば私は素直な羊になることができるわ。」
「俺はすでにいつも草原だ。」
「私もいつも素直な羊よ。」
彼らはこんな風に、いつも先に相手側が望んだようになってくれと主張した。そう言いながらも、互いに相手側が自分を愛してくれないと思っていた。
「あなたも、少し私を愛してよ。愛されようとだけしないで先に愛することも知らなければならないものよ。」
「ならば、お前は。お前がそんなことを言う資格があると思っているのか。お前こそ、俺を愛してみろ。」
「ほほ、まったく、私はあなたを愛しているわ。私たちが今までこうやって暮らしているのは、皆、私があなたを愛しているからよ。」
「はは、お前も、まったく、それは俺のせりふだ。俺がお前を愛しているからこうやって離婚までいかないで暮らしているんだ。」
「あなた、もうこんなばかばかしい言い争いはやめましょう。本当に私を愛してよ。お願いよ。愛されようとしたらまず愛さないといけないわ。愛されることだけを望むと結局は愛を失うわ。与えなければもらえないのよ。」
「お前、俺も本当に頼む。お前が俺を愛せばその愛が皆お前に帰っていくのだ。」
彼らのそんな争いはいつも繰り返された。互いに相手に争いの原因があると思って、互いに少しも譲歩しなかった。
そして喧嘩が進むほどに激烈になった。夫が大声を出して悪く言えば、妻も大声で悪口を言った。夫が怒りを我慢できずに物を投げると、妻も怒りを我慢できずに物を投げた。自然と彼らの体と心は満身創痍になった。
ある日、彼らは、ひとつのことに合意した。それは騒ぎの途中でどちらかが「素直な羊」と叫んだり「草原」と叫んだら口をつぐみ、それ以上争わないという合意だった。
彼らのその合意はよく守られた。激しくひとしきり争っても夫が「素直な羊」と叫ぶと妻も「草原」と叫んで争いが中断した。
しかし、一旦争いが中断されても争いの回数は少なくならなかった。そして夫が望んだとおりの「素直な羊」のような妻になるどころか「憤った羊」のような妻になっていき、妻が望んだ通りの「草原」のような夫になるどころか「廃墟」のような夫になっていった。
ところで、夫婦が住んでいる同じアパートの202棟にも、彼らと同じような「素直な羊」「草原」と叫んで喧嘩する夫婦がいた。ところが彼ら夫婦とは違ってそうやって叫べば叫ぶほど、彼らは本当に「素直な羊」と「草原」になっていった。だんだん争いの回数も減って、夫婦の仲がよくなった。
彼らは202棟に住む夫婦がうらやましかった。だから一度202棟に暮らす夫婦のところに行って聞いてみた。
「本当におかしいですね。私たち夫婦も、あなたたちのように喧嘩をしては「素直な羊」「草原」と叫んだのに、夫婦の仲がよくなるどころか、もっと悪くなってしまいます。ですが、あなたたちはそうではないですね。その理由がなんなのか気になります。」
すると、202棟に暮らす夫婦がにっこりと笑い合いながら言った。
「あ、それは、私たちが相手に何かになってくれと叫ぶのではなく、自分自身が何になろうと叫ぶからです。私たちの家では夫が自分自身に「草原」と叫んで、妻も自分自身に「素直な羊」と叫ぶのです。相手に要求するのではなく自分自身に要求するのです。」
コメント (1)
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울지 말고 꽃을 보라

2014-10-24 05:55:31 | 韓で遊ぶ

北の母
彼は43年ぶりに故郷である北朝鮮を訪ねた。在米朝鮮人としての公式日程をすべて終えて、すぐに故郷の村を訪ねた。道も昔とは変っていて村の名前も昔のままではなく、幼い頃の記憶を手探りしてとうとう一軒の家を見つけた。
草葺きの屋根がスレートの屋根に変っているだけで、母屋や書斎があった場所とトイレと物置があった場所まで以前と同じだった。その上、裏に杏の木が1本立っているのまでそのままだった。
彼はドキドキする胸を落ち着かせて、そっと門の中に入って行った。土間にみすぼらしいおばあさんが一人座って居眠りをしていた。
「おばあさん、もしや43年前にこの家に住んでいた人を知っていますか。」
彼は黙って老婆に近づいて聞いた。
老婆は夢でも見ているのか、目も開かずにしばらく言葉もなかったが、独り言のようにつぶやいた。
「私は50年前からここに暮らしているが、、、」
「え、50年前からですか。」
驚いた彼は、しわだらけの老婆の顔をゆっくりと見た。一度も見たことのない見慣れない顔だった。老婆は歯が全部抜けていて、白い髪の毛が固まってもつれていて、目さえただれて目やにで覆われていた。
しかし、彼はもしやと思ってもう一度聞いた。
「ならば、おばあさん、6.25の前にこの家に住んでいたキヨンを知っていますか。」
「キヨン。」
老婆の顔にうれしそうな気色がよぎったと思ったら涙が浮かんだ。
「私の息子は死んだ。」
「ならば、私のお母さんですか。お母さん私がキヨンです。」
「何だと。」
老婆は耳が遠くなって聞き間違えたかのようにゆっくりと頭を振った。
「南へ行ったけど、死んだ。一度でも会えればどんなにいいか。」
「お母さん、私が南に行ったキヨンです。頭をあげてみてください。」
そしてやっと老婆が頭をあげて彼を穴のあくように見た。そうしていたら目に火花を散らしてぱっと立ち上がって、いきなり彼の背広を脱がした。どこからそんな力が出たのか若いものにも負けないぐらいの力で、ワイシャツまで脱がした。そして「ああ、キヨン。」と彼の背中に顔をつけて泣き始めた。
「ああ、これは夢なのか、現実なのか。お前が本当にキヨンだね。背中の三台星があるのを見ると間違いなくキヨンだ。ああ、私の息子。私がお前を生んだ時この三台星を見て我が家に大物が出たとお前の父親がとても喜んだのに、、、」
老婆は彼の背中を撫でながら泣き続けた。やっと彼も「お母さん」と老婆を抱きしめて泣き出した。
夢に描いていた若い母の姿ではないが、彼は母を見つめた。見分けることができないくらいに変ってしまった母の姿に、涙がまた流れた。
「休線ラインが塞がると、父親はお前を思って火病(怒りを抑えすぎてなる病気)になって亡くなった。そしてお前の姉さんと弟は6.25の時に死んだ。私も大分前から体が悪くて、お前に一度でも会って死なせてくれと毎日神霊に祈っていた。だけど、これはいったい。本当に会えるなんて、、、昨日は久しぶりにお前の夢を見た。目が覚めてみるとお前の顔が全然浮かんでこなくて、さっきから土間に座って、お前の顔をもう一度思い浮かべようと思っていたところだった。家が変ってしまうとお前が永遠に訪ねてくることができないと思って、いろいろ大変なことがあったけれど壊したり治したりもしないでそのまま置いておいたのが、本当に本当によかった。」
老婆はずっと夢みたいだと言いながら、何回も自分の手の甲をつねりながら話を続けた。
だが、彼はいろいろな事情があって一晩も母親と過ごすことができず、そこを離れなければならなかった。すがり付いてなく母親に何ヶ月か後にまた来ると約束を残してそこを離れた。
その後、彼が他の国へ立ち寄ってアメリカに帰ってくると母親が死んだと言う知らせが来ていた。じっと日付を見てみると自分が訪ねて行ったその次の日が、母が亡くなった日だった。
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泣かないで、花を見なさい

2014-10-23 02:20:07 | 韓で遊ぶ

宝探し
ある田舎の小学校の裏山で宝探し大会が開かれた。小学校を卒業してから30年ぶりに母校に来た卒業生たちが、在学当時の恩師を招いて遠足に行ったのだ。
「さ、同窓生の皆さん、今日の最後のプログラム、宝探しを行います。今日のこの宝探しはとても異色なもので、私たちの永遠の師匠であるキムパニョン先生が提案されたものです。先生は皆さんが学校を卒業して故郷を離れた後、今まで決して失くしてしまってはいけない大事な宝をたくさん失くしてしまったと言って、今それをもう一度見つける時が来たとおっしゃっておられます。だから、私たちはこの間に失くしてしまったその大切なものを、もう一度探そうと思います。さあ、皆さん宝を探しに出発してください。今、午後3時ですから、4時までの1時間の時間をさし上げます。以前、私たちが遠足に行ったあの頂上まで岩の隙間や木の枝などを捜してみてください。そこに宝を示す紙が隠してあります。最も大切なものを見つけてきた方に最も大きな賞をさし上げます。」
司会者の言葉が終わると20余名の卒業生たちが、5月の新緑の中にばらばらと散らばった。額にしわが深く刻まれたキムパニョン先生は、宝を探しに行った弟子たちを見守りながら静かに微笑んだ。
1時間はすぐに過ぎた。卒業生たちは大部分が紙切れを1枚ずつ持って司会者の前に集まってきた。司会者の前には美しく包装されたたくさんの賞品が積まれていた。人々は自分が一番大きな賞をとることを望んだ。
「さあ、皆さん、今から皆さんが探してきた宝に対して賞をさし上げます。一番大切なものを探してきた方に、キム先生から直接賞をさし上げます。一人ずつ順番に紙を出してください。」
司会者が話を終えると、妊産婦のように腹が出た卒業生がまず紙を差し出した。そこには「友情」と言う言葉が書かれていた。
「はい、そうですね。この間、私たちは本当に大切な友情を失くしてしまっていました。」
司会者がその男に小さな卓上時計をひとつ賞品として与えた。
次は頭の剥げた男が紙を差し出した。そこには「忍耐」と言う文字が書かれていた。
「はい、本当にそうです。私たちは幼い時、食べさせる草をとって培った、貧しさを我慢して耐える、その心を失ってしまいました。」
その次にはジーパンに半袖の開襟シャツを着た男が、またその次には十字架のネックレスをしたおばさんが「希望」とか「時間」という紙を差し出した。その度、小さな賞品が与えられた。
人々は皆「愛」と書かれた紙を見つけた人が、一番大きな賞品をもらうものと思っていた。しかし、ハート型の大きなイヤリングをしたおばさんが「愛」と言う文字が書かれた紙を差し出したが、そのおばさんに行った賞品はただの圧力釜だった。
すると人々は気になった。誰が一等になるのか、誰が一番大きな賞品を受けるのかと台の上に置かれている一番大きな賞品を見つめた。しかし、最後の授賞式が終わる時までその賞品を持っていく人はいなかった。ただ、宝探しを提案したキムパニョン先生が弟子たちの前で一言話をしただけだった。
「私は今日皆さんに会ってうれしくもありましたが、遺憾にも思いました。それは皆さんが一番大切な宝物を見つけることができなかったからです。今、私たちが失くしてしまっているものの中で一番大きなものは、明らかに愛です。失くしてしまった愛は必ず見つけなければなりません。ですが、皆さん、犠牲のない愛はありません。愛のためには自分を捨てることを知らなければなりません。皆さんのお母さんの犠牲を一度考えてみてください。お母さんの愛、それはまさに犠牲です。私は今日皆さんが「犠牲」と言う宝を見つけてくれることを期待しました。」

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울지 말고 꽃을 보라

2014-10-22 06:12:42 | 韓で遊ぶ
両目をふさいだ師匠
ある高校で学生たちがストライキを起こした。学生たちは自分たちの間違いを認めず、少し体罰をひどくした生活指導の教師を解職しろと要求した。
学校側では学生たちのそんな不当な要求を聞き入れることはできないし、主導する学生たちを懲戒しようとした。すると、授業を拒否し運動場に集まっていた学生たちがぞろぞろ職員室に押し寄せた。その中には手に棒を持っている学生もいた。
教師たちは学生の気勢に驚きすぐにその場を逃げた。急いで学校の裏山に行った教師がいるかと思えば、いつの間にか校門の外に出た教師もいた。しかし、唯一キムチョルという年をとった教師だけは、学生たちから逃げずにそのまま職員室に座っていた。
「お前たち、外に出て行け。学生たちが職員室に来て騒いでもいいのか。一体これはどこで習ったのだ。」
キム先生は学生たちに向って一喝した。学生たちは前後をわきまえず興奮したままキム先生を取り囲んだ。そして、誰が先と言うこともなくキム先生を殴り始めた。
するとキム先生はすぐに両手で自分の目をふさいだ。学生たちの拳とけりを避けようと考えないまま、目をふさいだ手を離そうとしなかった。ある学生がキム先生の髪の毛を引っ張ってゆすぶっても、命がけで顔から両手を離そうとしなかった。
その後、状況が落ち着くと学生たちには大きな悩みの種がひとつ生じた。それは、普段尊敬してやまないキム先生を、興奮したあまり集団で暴行したという事実を、どうやって謝罪しなければならないかということだった。学生たちは大きく後悔して、どうしようもなく無条件キム先生のところに行って頭を下げて謝罪した。
「先生、私たちの間違いを許してください。本当に申し訳ないことをしました。」
「いや、大丈夫だ。自らの間違いに気づけばそれまでだ。この世に、自分の間違いに自ら気づいた人ほど立派な人はいない。」
にっこりと笑みまで浮かべてそんな話をするキム先生に、学生たちは皆大きな感動を覚えた。すると、頭を下げたままの学生が小さく口を開いた。
「先生、あの時なぜ必死に手で目をふさいでいたのですか。」
「はは、それが気になるか。私は私を殴る学生の顔を見たくなかったのだ。修養の足りない私が、自分を殴る学生の顔を見れば、その学生にいつも悪い感情を持ってしまうではないか。だからわざと見ないようにそうしたのだ。」
学生たちはキム先生の言葉に泣き出した。そして本当に自分たちの間違いを悟った。
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泣かないで、花を見なさい

2014-10-21 06:01:22 | 韓で遊ぶ

熱情
立春と雨水が過ぎた日、わが国に生きる木達の霊魂が集まって会議を開いた。
「もうすぐ春が来る。私たちの体の中で流れる水が、以前とは違って非常に温かくなってきました。冷たかった土も次第に温かくなっています。まさしく、私たちは再び万物が蘇生する春を迎えたのです。ですが、この春を迎えながら私たちはひとつの問題に直面しています。この問題が何かと言うと、、、、」
木の中で一番年をとっているケヤキの霊魂がくるりと取り囲んだ木達の霊魂を見て先に口を開いた。
「それが何かと言うと、去年も深刻にあがっっていた問題だが、、、」
ケヤキの霊魂が威厳を保つためにスーッとひげを撫でた後、話を続けた。
「毎年、葉も出る前に花から先に咲く木が及ぼす迷惑が深刻であるということです。春はそのものたちにだけ来るものではありません。人々に春を知らせることもまた、そのものたちだけではありません。ですが人々はレンギョウ、つつじ、クロフネツツジ、木蓮という花だけを見て春が来たことをまず知ります。このような事実は、私たち花の社会で公平ではなく真実ではないという指摘がずっと続いてきました。この地に春が来るということは、いくつかの特別な花の名声のためではありません。だから今年からはその花たちも葉よりも花が先に咲かせてはだめだと言うことを議決することになりました。よって、まず、レンギョウに聞きます。レンギョウはこの春が来たら葉よりも先に花を咲かせてはだめです。この約束を守ることができますか。」
「はい。」
レンギョウは花の咲く木たちの一方的な議決に不満がいっぱいだった。だが、仕方なくそうすると言った。
「木蓮はどうですか。この約束を守れますか。」
「はい。」
木蓮も仕方なく乾いた木の枝を揺らして約束を守ると言った。
ツツジもクロフネツツジもそうすると言うしかなかった。

とうとう春が来た。レンギョウとツツジと白木蓮とクロフネツツジはとても悩んだ。今までただの一度も花より葉が先に出たことがなかった彼らにとっては燃える熱い胸を抑えるのが苦しかった。しかし花の社会で議決された事項もまた守らなければならないというのが彼らの立場だった。
悩んでいる間に雨が降った。3日続けて春の雨が降った。レンギョウとツツジと白木蓮とクロフネツツジの体は、つぼみを開かないではいられないぐらい春の雨でいっぱいに満たされた。だから彼らは今年もただ葉よりも花が先に咲く熱情に浮かれてしまった。春雨がやんだ後、枝ばかりの木に葉よりも先に美しい花が咲き始めた。
「あら、春だわ。あのレンギョウ咲いたの見てみて。あら、いつあんなに木蓮が咲いたの。」
人々は感嘆を重ねながらやっと春を感じ始めた。そして一人の若い女性がその前を通りながらこう言った。
「あ、私も葉よりも先に花が咲く、そんな花のように熱情的な人生を生きたいわ。」
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울지 말고 꽃을 보라

2014-10-20 06:37:47 | 韓で遊ぶ

その青年が背負ってきた箱
戦争が終わった後、人々は貧しかった。皆、同じように貧しさこの上なかった。戦争に行って生きて帰ってきただけでも幸せなことだった。鴨緑江まで進撃したが、ヘルメットに鴨緑江の水を一度も汲んで飲むこともなく、中国軍に追われてきた時には死んだようなものだった。
しかし、戦争が終わった後も愛はあった。彼はある女子大生と愛し合う仲になって結婚を約束した。彼は自分の貧しさを考えたが女子大生はその貧しささえも愛していると言った。
彼女が大学を卒業して2年が過ぎた。彼は結婚するために彼女の家に行った。
彼女の両親が彼に聞いた。
「君の仕事は何だ。」
「まだ、はっきりと仕事だと言えるほどのものはありません。」
「仕事もなくて、他人の家の大事な娘を連れて行くというのか。」
「今、司法試験の勉強をしています。」
「今まで何回試験を受けたのだ。」
「3回受けて3回落ちました。」
「ならば、いつ合格できるのだ。」
「それは私もわかりません。ただ、一生懸命努力しているだけです。」
「もう一度言って見ろ。いつ合格できるんだ。」
「それは、はっきりと言えません。」
彼女の両親は口をつぐんだ。顔に気に入らないという表情がありありとしていた。
「君の両親は何をしている。」
「戦争で二人共に亡くなりました。」
「ほほ、それは気の毒だ。だが、私は君に家の娘はやれない。」
彼女の父はこれ以上聞く必要もないという風に断固として断った。
「あまり悲しく思わないで。」
彼女の母親が本当に気の毒だと言うようにやさしく付け加えた。

彼は失望したがあきらめなかった。毎日のように彼女の両親を訪ねて行った。至誠、天に通じると言うが、とうとう許すという言葉をもらって結婚式の日取りが決まった。
しかし、新婦の家に結納の箱を持っていかなければならない日が近づいてくると、彼はまた悩んだ。やっと許しを得て結婚することになったが、箱の中に入れる品を買うお金がなかった。最低でも青と赤のチマチョゴリ用の布地を入れなければならないと思ったがそんな身の上ではなかった。
悩んでいる間に箱を持って行かなければならない日が近づいてきた。彼は大きな旅行かばんを隣の家から借りて、そのかばんだけを持って一人で新婦の家に行った。
「箱を持ってきました。箱です。」
彼は新婦の家の門をゆすって大きな声で堂々と叫んだ。新婦の家では新郎の友達が何人か来ると思っていたが、新郎が直接箱を担いでくるとびっくり驚いたようだった。
彼は箱を床に下ろした。新婦の母親と親戚がそのかばんを開けた。かばんの中には何もなかった。
「あれ、この人、どういうことだ。空じゃないか。」
「はい、そうです。」
「君は私たちを馬鹿にしているのか。いったいこんなやり方がどこにある。」
「そんなことではありません。義父さん。たとえこの箱が何も入っていないように見えても、その中には新婦を愛する私の心がいっぱいに入っています。」
「ほほ、こいつ、話だけは上手いな。」
「私はいつまでもこの箱の中に愛をいっぱいに満たすつもりです。」
「ほほ、おまえ、その言葉を一生忘れるな。」
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泣かないで、花を見なさい

2014-10-19 06:12:47 | 韓で遊ぶ

焼き栗売りを探しています
クリスマスイブの夜だった。ハウォルクク洞の暗い路地に古びた背広を着た老人が倒れていた。ちょうど、クリスマスイブであり、通りかかる人もほとんどいなかった。
老人は倒れたまま助けを求めようと必死だった。しかし、すでに気力が尽きた状態に陥っていて、うなり声を発するだけで指ひとつ動かせないでいた。通行人が1,2人いたが、彼らは老人を見ない振りをした。何気なく道端に倒れた老人を見ては逃げるようにその場を去って行くだけだった。
すでに、時間は夜中の12時を過ぎていた。老人はより危ない状態になっていた。老人は、このまま道で客死するのかという絶望的な思いに囚われていた。
その時、一人の焼き栗売りの男がリヤカーを引いてきて老人の前で止まった。
「おじいさん、どうしたのですか。」
老人は答えることができなかった。何か言おうとしても言葉が口の外に出てこなかった。
男は慌てて老人を起こした。老人はほとんど死んだようになっていた。男はリヤカーをそのままにして、老人を背負って近くの病院に走って行った。
「あ、あと少し遅くても大変なことになっていました。もう少しすれば気がつくでしょう。糖尿がひどいですね。」
応急処置をした医者が本当によかったと言う表情をした。
老人は医者の言葉通り、少しして人を見分けることができる程に気力を回復した。
「おじいさん、電話番号を言ってください。私が家に連絡してさし上げます。」
男は老人の腕と足をもみながら連絡先を聞いて家族に電話をしてやった。
「これこれ、ありがたい。ありがとう。名前と住所を教えてくれ。」

家族に電話をすると老人が男の手を握って口を開いた。
「当然しなければならないことをしたのに、そんなことは言わないで、落ち着くようにしてください。」
「家はどこだ。教えてくれ。」
「そんなことは知らなくてもいいです。早くよくなることを考えてください。」
「いや、家がどこなのか教えてくれ。そうすれば後で挨拶にも行くことができる。」
「いいえ、私はただの焼き栗売りです。具合が悪いのだから話をしないで安静にしていてください。」
老人が何回か家を教えてくれと言ったが、男は自分が焼き栗売りだと言う言葉だけ繰り返えした。そして老人の家族が病院に駆けつけた時にはすでにその場にいなかった。
老人は健康を回復した後、焼き栗売りを探した。ハウォルクク洞市場一帯はもちろん、人の往来がある路地や地下道の入り口をくまなく探した。しかし、どんなに探しても焼き栗売りを見つけられなかった。
老人は見つけられないので新聞に小さな広告を出した。

ハウォルクク洞焼き栗売りの方。最近では珍しい焼き栗売りを探しています。昨年クリスマスイブの夜、12時を越えた時間にハウォルクク洞の路地で、倒れた老人を助けてくれた焼き栗売りにお礼がしたいのです。

新聞に広告が出ても焼き栗売りからは何の連絡もなかった。その日の夜、老人を助けようと、路地にそのまま置いて行ったリヤカーをなくしてしまった男が、もう一度リヤカーを買うために、毎日肉体労働をしているとは老人は知る由もなかった。
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