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退屈しないように シニアの暮らし

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さて何をしようか

幸福な世界 9

2015-09-28 10:01:09 | 韓で遊ぶ


父と羅針盤
父と息子が、四方天地が砂だらけの砂漠を歩いている時のことでした。息子はいつも時計を気にして、心配に満ちた声で言いました。
「お父さん、どれぐらいたったでしょう。早く目的地に着かなければならないのに、、、。」
父は地図と羅針盤で現在地を確認しながら平然と答えました。
「お前、そうやって時計ばかり見ていないで、前を見て歩きなさい、、、。」
四方を見回しても、道は見えず、遠く広い砂漠と、ハリネズミのようなサボテンばかりでした。
「こんなことをしていたら、砂漠で乾いて死んでしまうのではないか。」
息子は不安で耐えられない思いでしたが、父は動揺した様子もなく、ひたすら道を探すことに精神を集中しました。気持ちが焦りに耐えられなくなった息子は、父の後ろを歩きながら、ずっとブツブツ言っていました。
「お父さん、もう少し早く歩かないと。ゆっくりする時間がありませんよ。」
しかし、道を間違えても、父は余裕を失いませんでした。
「方向が違うな。もう一度、戻らないと、、、。」
父の指示するとおりについて行った結果、父子は無事に目的地に至る事ができました。
暗くなった真夜中、、、、。父と息子は旅行を始めてから、初めて深い会話を交わしました。
「時間というようなものは、重要なものではない。それよりも重要なものは、人生の方向だ。危うく、私たちは道に迷って、永遠に砂漠をさまようことになるところだったのを忘れるな。」
今でも砂漠のどこかで迷っている姿を想像すると、息子は頭がくらくらするようでした。
「さあ、これを大事にしなさい。お前にやる。」
父は体のように大事にしていた羅針盤を息子にやりました。すると、息子は腕時計をはずして父に渡しました。
「ありがとうございます。お父さん。この時計が私の視野を狭めていたようです。私が、自ら人生の方向を決定できるまで、お父さんが持っていてください。」
良い人生というのは、時間に追われず目標と計画があるもの、、、。私たちの意志が何に従うかによって、人生の方向が決定されるということが父の教えでした。
人生の目標に向って巡航する道、少しゆっくり行っても人生の方向を逃さない根気と熱情を持つことでした。

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