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退屈しないように シニアの暮らし

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さて何をしようか

幸福な世界 9

2015-09-07 08:38:23 | 韓で遊ぶ


心を落ち着かせる方法
山水がすばらしく、風景が美しい、ある大きな寺で若い修行者が勉強をしていました。
「あー、なぜ、経を読む声があんなにうるさいのか、、、。僧たちが掃き掃除の時の音もそうだし、、、。」
周辺が散漫で静かな集中ができないと判断した修行者は、大きな寺を出て深い山の中に入って行きました。そして、幸いにも山の中の大きな岩の下に洞窟を見つけました。そこで静かさを楽しみながら精進していた時、今度は、洞窟の天井からぽたぽたと落ちる水滴の音が耳に障りました。後に、その音は大きくなり雷の音のように聞こえてきたのでした。修行者は仕方なく、その場を去り、誰もいない大きな木の下に移りましたが、今度はどこからか飛んできてピーチク、ピーチク歌をうたう鳥一羽のせいで、とても集中できませんでした。
「あー、うるさい、、、。」
森の中に住む鳥の声と草の虫の声も、森の中を流れる川の流れの音も、彼には瞑想の邪魔になる騒音に過ぎませんでした。彼はもっと静かなところを求めて、今度は葦の林に入って行きました。葦の林には、洞窟のような水滴の音も聞こえませんでしたし、木の下のように鳥も鳴きませんでした。本当に静かなところでした。彼はそこで心の平穏を見つけて修行に熱中するようでしたが、風が吹くなり彼は怒って声を上げました。
「うわぁ、とても我慢できない、、、。」
風が吹くと、葦がさらさらとぶつかる音が、どうしたものか荒涼として今までのどんな音よりも気に障ったのでした。修行者は怒りのあまり葦の森に火をつけようとしましたが、その時、逆風が吹いて熱い火が彼を包みました。
あちこちにやけどを負って、やっと大きな寺に帰って横になっている彼を、慰めるために偉いお坊様が訪ねて来ました。
「静かさは、外で得られるものではありません。本当に静かさを得たいならば、環境を変えようとするのではなく、心を静かにしなければなりません。心が静かになった人は、市場にいても静かさを失わないし、心が騒がしい人は、静かな禅房にいても静かさを得ることができないものです。」
修行というのは、雑念を振り落として本来の本当の心で入っていくもの、、、、。空っぽの心の響きがより大きいように、心が空になれば欲も怒りも、どんな感情も感じない平安な状態になるということが偉いお坊様の教えでした。
コメント
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