
骨にしみる後悔
秋雨が降る夕方ごろだった。子供たちが鳥のから揚げが食べたいと言うので、まめに台所で鶏肉を揚げている時だった。
ゆっくりととても注意深くドアのベルが鳴った。まだ夫が帰ってくるには早い時間だった。
誰だろうか。私は鶏肉を揚げるのをやめて玄関を開けた。
「ごめんなさい。ヨンキュのお母さん、ちょっとお茶でも一杯しようかと思って。」
エレベーターを間に置いて私の家と向かい合って暮らすおばさんだった。あまり力のない声でとてもすまないと言うようなお顔だった。
「今、子供たちに夕食をあげなきゃならなくて、どうしましょう、、、」
私はすぐに面倒だと言う考えが先立った。夫が早くに亡くなって息子夫婦がアメリカに住んでいると言うそのおばさんが時々私の時間を奪うからだった。
朝、家の掃除をやって一人でコーヒーでも飲みながら静かにしんずんでもちょっと見ようとする時間におばさんが私を訪ねてきたことが一度や二度ではなかった。ある時には朝に来て昼になっても帰らないで、私がわざと約束があるからと急いで服を着ると、その時になってやっと立ち上がる時もあった。一緒に住んでいない嫁の話や死んだ夫の話を1,2回ではなくしょっちゅう繰り返して聞くこともつらくいやなことこの上なかった。だから、最近は彼女と少し距離を置くためにわざと冷たく対しようと努力しているところだった。
「特別なことでなければ、明日にしましょう。私が訪ねていくわ。今ちょうど子供たちにあげようと鶏肉を揚げているので、家の中が散らかっているの。」
彼女はとてもがっかりした表情だったがそれ以上何も言わずに帰った。私はガスの火をつけたままだったので彼女が帰るなり急いで玄関を閉めた。
次の日の朝、子供たちを学校に送って出ると、昨日の晩アパートのベランダから誰かが落ちて死んだと言ううのおばさんだった。









