11月も半ばを過ぎると信州ではぐっと風が冷たく感じられてくる。
まだ、小布施の名物の栗のシーズンだというのに、この街を訪れるお客は盛りの頃の何分の一にもなってしまうようだ。いささか寂しい姿だが、普段では行列で入りにくいお店へもフリーパスとなるのはありがたい。
秋桜コースを注文した。
まずは、先付。最初の一皿から、贅沢に栗が使われているのが嬉しい。
椀物は栗を使わず、しかし出汁の香り豊。
少し冷えた体を、ゆっくりと暖めてくれる。
お造りは、少し寝かした魚を使うようだ。
まったりと、舌の上でとろけるよう。柔らかさ、この上もなし。
籠盛り八寸は、工夫がいろいろと為されている。
一番は、右手に盛られた栗だろう。これは殻ごと、低温の油でじっくりと揚げたそうで、実を一発で取り出すことができる。
栗おこわの味わいも、格別のものがあった。
最後は栗菓子に抹茶。
満足感は深かった。
まだ、小布施の名物の栗のシーズンだというのに、この街を訪れるお客は盛りの頃の何分の一にもなってしまうようだ。いささか寂しい姿だが、普段では行列で入りにくいお店へもフリーパスとなるのはありがたい。
秋桜コースを注文した。
まずは、先付。最初の一皿から、贅沢に栗が使われているのが嬉しい。
椀物は栗を使わず、しかし出汁の香り豊。
少し冷えた体を、ゆっくりと暖めてくれる。
お造りは、少し寝かした魚を使うようだ。
まったりと、舌の上でとろけるよう。柔らかさ、この上もなし。
籠盛り八寸は、工夫がいろいろと為されている。
一番は、右手に盛られた栗だろう。これは殻ごと、低温の油でじっくりと揚げたそうで、実を一発で取り出すことができる。
栗おこわの味わいも、格別のものがあった。
最後は栗菓子に抹茶。
満足感は深かった。
交通の便がさほどいいわけではありませんが、
観光の面では、
大成功を収めていますね。
あらゆる面で、
周辺の市町村より、
一歩前を歩んでいます。
いろいろ仕掛けるには、
町の規模がちょうどいいのかもしれません。
地勢的には、小布施に注ぐ松川が強酸性で栗以外の収穫が望めなかったという事情が江戸時代からあるのでしょう。
昭和40年代後半には信州のお土産として、栗菓子は受けが良かったようで、小布施のお菓子屋さんたちは攻めの姿勢を続けます。
その頃からの宣伝が今にまで、大きく影響しているような印象があります。