東京国立博物館 春の庭園公開 六窓庵 2010-04-19 21:42:21 | 古民家、庭園 17世紀半ばに、奈良興福寺に建てられた茶室である。明治の初めに東京国立博物館が購入し、移築された。 茅葺きの侘びた茶室ではあるが、その名のごとく窓が見せる多様な姿が素晴らしい。 窓の形とともに、そこから窺える世界も姿を変える。 手水鉢は10世紀の石塔を利用した、四方仏水盤と呼ばれる形式のもの。 腰掛待合は、明治の始めのものだが、茶室のスタイルを踏襲している。 昔の庭の面影を残すのは、築山と池の一分くらいだという。 おそらく、この辺りなのだろう。