ぷ~さん日記

最近おなかがぷ~、仕事もぷ~さんの日記 

ギャラはいくら?

2010年10月04日 | ホテル旅館
またまたテレビ番組のこと

昨日VTRで見ましたが、彼方ならいくらギャラを払ってでも見たいか、みたいな番組。
視聴率があったかどうか分かりませんが、2回目の特番ということもあり、きっとそれなりに視聴率を取ったのでしょう。

次から次に、見世物としてはそれなりに感心しましたが所詮キワ物と思いながら楽しく見流していました。

鳩を使ったマジックは、きっとすごいのでしょうが、私し的にはもう少し想像を掻き立てるような、例えばMrマリックさんのようなものが好きなので、これはねぇ、お金を払う気になりませんでした。

マイケルジャクソンの物まねダンス(?)とマジック。
これはひどい。

素人さんのマイケルジャクソンものは、その努力を買いますし、実際に見たらきっといいのだろうな、と思いますが、それでもお金を払ってでも、となると少し躊躇します。

大阪から来たゴスペルの皆さんは、ステージを見、聞けばきっといいのでしょうが、小さな画面と粗末な音ではその迫力が伝わりません。残念。
ソロをとった若い男性はよかったなぁ。

で、一番の「ウリ」であったのでしょう、市立柏高校のパフォーマンスブラス。
これは素晴らしい。ステージを見に行きたくなりました。
ま、映画「スィングガールズ」もどきですから、120名前後の大規模ブラスで迫力はあっても、その演奏技術やアンサンブルは、まぁ、それなりです。

私がとても感激したのはその顧問先生の言葉。

色々いいことを言われていましたが、ぐっ!と私の心をわしづかみしてしまった言葉。

「自殺しようとする人間に元気を与えるような演奏を!!」


青春の一時期、本当に鬱々と過ごし、「死」を真剣に感じていた頃がありました。
本質も今も「スチャラカ」な自分ですが、そんな頃もあったんです。

で、試験勉強か受験勉強でたまたま聞いていた深夜放送の中で流れたゴスペルが止めどなく涙を流すんです。
そしてどうしようもなく落ち込ませるレディ(ん?名前を思い出せない)の歌声。
お~!ビリーホリディだ!
マルのleft-aloneでのピアノとアルト。

レコードを買い求め、幾度も幾度も聞きました。
そしたら、復活。
何か元気になった。

そんな思い出が昨夜はフラッシュバックしました。


先日、私が勤務する旅館で自殺者が出ました。
当日予約で、ご夫婦2泊の予約。
ご夕食時には私がテーブルを担当しました。
妙に元気がなく、左手が小刻みに震え、それでもご夫婦でそれなりに召し上がりましたことを記憶しています。
その晩の夜明けに、パブリックトイレで首吊り。

奥さんは、ご主人がお風呂に行ったもの、と思っていたと供述、

温泉旅館、てご来館する目的は色々ありますが、結局は「癒し」を求めて使うことがほとんどと思っています。
だから、結構なお金と時間を使ってでも深い自然の中、露天風呂に入って外気を肌で感じ、山や海の音を耳にし、山海の美味を愛でるのでしょう。

にもかかわらず、自らの命を用意した洗濯ロープで絶つ。

私のおもてなしでは、命を絶つことを防ぐことが出来ませんでした。


いろいろモチベートするものがありますが、これかな?、と思わせられました。


ご自分の現在や未来に絶望されている方へ、元気を与えるおもてなし。
すべての方へ、癒しと活力をご提供する。

う~ん。
何か思っていることと表現が違うけど、ま、いいか。
なんたって「スチャラカ」ですから。