月明かりの下で「なりやまあやぐ」大会が
行われた。「唄の島八重山、武の島宮古」とも
言われているが、八重山の「トゥラバーマ」が
あるなら、宮古島には「あやぐ」がある。
「アヤグ」、あるいはアヤゴに宮古の人たちは
「綾語」という字をあてている。
「綾なる言葉」を唄う。アヤグは言霊そのもので
あると言われている。
馬(ぬうま)乗(ぬぅ)らばー 手綱許すな主(しゅぅ)
女(ぶなりゃ)が、母屋行(あんなーやーい)き、
心許すな主すさんどぅやー 女(ぶなりゃ)が
(あんな)ん叱(きゃんだ)ん しらりな主
「馬に乗るなら手綱はしっかりと、あなた様。
妻の実家へ行っても、心を引き締めて。
気をつけて、妻の母親から叱られぬように」
21人が出場し情感を込めてうたいあげる
「なりやまあやぐ」は、ウタシャー(唄者)歌い手に
よって、まるで同じ唄とは思えない。
海の上に設置されたステージで月明かりの下
「なりやまあやぐ」が唄われた。
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