うんたま森のキジムナー

冷蔵庫

我が家には冷蔵庫が4台ある。一つは
水中カメラやビデオ、フィルムなどを
入れてあるもので、電源は入っていない。
冷蔵庫として使われているのは3台。内2台が
一階に設置されている。

店側の冷蔵庫はビールやドリンク専用なのだが、
この冷蔵庫で、摩訶不思議な出来事が起こっている。
入れてはいないはずのものが入っていたり、無く
なっていたり。ビールやドリンク、お茶などが無く
なるのはいっこうにかまわない、勝手に飲んで
いただいてけっこう。スタッフも友達も適当に
使っている。

ある日、珍しい紙のふたがついた昔の牛乳瓶が
入っていた。「へぇ~、昔、給食などで当たり前の
ように飲んでいたけれど、こんなのどこで
売っているの?」とカラカラ先生に聞くと、
「私じゃないよ」と言う。
サワちゃんやタッツンに聞いても「知らない」と言う。
じゃぁ誰かお客さんの忘れ物かと思っていると、
ある日突然消えていた。
そのような不思議な出来事が何回か続いている。

先日、風呂場に靴下が丸めて置いてあった。てっきり
お客さんの忘れ物だろうと思って、全てのお客さんに
聞いたけれど持ち主が現れない。
もちろんカラカラ先生のでもなければ、スタッフの
ものでもない。犬や猫が冷蔵庫をつかったり靴下を
履いたりするわけでもないし、もしかすると
もう一人、この家を利用している人がいるとしか
考えられないようなことが起こっている。
来る者拒まず!が我が家の方針。
好きに使っていただいていいのだが・・・
あの牛乳瓶、製造年月日を見とけば良かった。
もしかして、数十年前の世界とつながっていたりして?

     

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