潜水士の大先輩でもあり、数少ない友達でもあった。
潜水士には潜水士免許がある。
なんと潜水士のナンバーが二桁の大ベテラン。
潜水作業に慣れていない頃、一緒に潜っているだけで心強かった。
30年来の付き合いなのに、彼のプライベートな事は
なにも知らない。
不思議で、変わった人だった。
二人で船に乗って遠くへ出たとき、
「もし、この船が漂流して、何日間も流されたらボクを
食べるか?」と聞いたことがある。
彼は戸惑うことなく「食べる」と言った。
腰には長いサバイバルナイフをいつもさしていた。
夜の海で、よく尺八を吹いていた。
手作りの尺八で月に照らされ、別世界の人のようだった。
彼は沖縄生まれで、子供の頃にキジムナーと遊んだそうだ。
彼は嘘をつくような人ではない。
彼をしる人なら誰もがそういうだろう。
その彼が、子供の頃、キジムナーと遊んだと言っている。
海辺を歩いては、色々な物を拾ってくる。
値段のつけようのないサンゴや芳香剤がわりの檜、流木に
ついてきた琥珀、南方から流れてきたオーム貝。
彼の思い出話をしたら、きりがない。
倒れているところを発見されたそうだ。
おそらく突然、力つきたのだろう。
最近は長らく会っていなかった。
ちょうど会いにいこうかな・・・と思っていた矢先の
出来事。残念や。
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