「サーターアンダギー」があった。
誰かが買ってきたのか、頂き物なのか、
オバァが元気な頃は、よく貰った。
沖縄を代表する揚げ菓子サーターアンダギー。
サーターとは砂糖、アンダギーは揚げ物で、
特にドーナッツのように揚げたものを指す。
砂糖入りの揚げ物であって、砂糖を芯にした
テンプラではないので
「砂糖天ぷら」という言い方は適切ではない。
作り方は、砂糖、卵、小麦粉を混ぜて耳たぶ
くらいの硬さにし、手で丸めて油で揚げる。
揚げているうちに一か所が割れて
チューリップのような形に開く。
このように開けてはじけることを、
沖縄では笑うという。
この笑った形がサーターアンダギーの特徴である。
中国には開口笑、開口球という名の同じような
菓子があるそうだ。田舎の方のお祝いにいくと、
必ずといっていいほどサーターアンダギーが出る。
サーターアンダギーは家庭によって作り方に
こだわりがあるし、味も異なる。
オバァがよく作って持ってきてくれた。
正直にいうと、あまり美味しいものではない。
喉につまるしカスカスがいつまでも口に残る。
作ってもらえなくなると、なんだかさみしくて、
食べたくなる。
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きじむな
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