「告別式」の案内欄。沖縄タイムスや琉球新報
などは、大きく2ページにわたって「告別式」
の案内が出ている。宮古島のローカル紙でも
新聞を開いてすぐに目につくところにある。
島の生活が長くなると、まず最初に知り合いの
名前がないか確かめる習慣がついて
しまっている。長寿の島と言われるように
「天寿を全ういたしました」という言葉が
よく使われるが、中には「不慮の事故」という
言葉が使われる悲しい知らせもある。
毎日、見ていて、最近ふと気づいたことだが、
名前が近づいてきた・・・・
お年寄りたちは沖縄特有の習慣で神様の名前を
いる。童名(ヤラビナー)と言われているもので、
40代~60代の人の中には二つ名前を
持っている人もめずらしくない。
それが普通と言ってもいいだろう。
電話帳を見ればわかるように女性(オバァ)
ならカマド、カニメガ、カマドガマ・・・
男性(オジィ)なら世の主(ユヌス)という
名前が多いかな・・・
告別式の名前のほとんどが、このような昔の
名前であったが、最近は、カズオや
ヒロシ、キヨミやヒロミと言った名前が多く
なってきた。名前がまるで追いかけてくるように
近づいてきたように思えてくる。
まだまだ、カマド、カマドガマ、カニメガさんも
元気でおられるが、いずれその
名前も少なくなってくるだろう。
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