おそらく「アカナー」と答えるだろう。
方言でアカナーと呼ぶのは、「バラフエダイ」のこと。
但し、バラフエダイはセリに並べることが
禁じられている。
その理由は、シガテラ毒を持つものがいるから。
リーフ内で捕れたアカナーは当たるという人も
いるが証明はされていない。
生息域によって当たる当たらないはあるようだ。
シガテラ毒は、サンゴ礁の有毒藻類を起源とする、
食物連鎖によって起こる。
アカナー(バラフエダイ)以外にもハタやイシガキダイにも
シガテラを持つものがいる。
シガテラ毒にあたると、症状としては、
下痢・嘔吐・筋肉痛・痒みなどがあげられる。
軽症の場合は、二日酔いに似ていることから
「魚に酔っ払った」と漁師連中は表現する。
他にも魚を食べた翌日か翌々日に
「ドライアイス・センセーション」と呼ばれる
症状が出ることがある。
冷たいもの(水など)に触るとまるで電気が
通じたように、ピリピリという強い
ショックを受ける。喉が渇いて仕方がなくなるのだが、
水を飲めない。
全てのバラフエダイがシガテラをもっているわけでは
ないので、当たるのを覚悟で食べる。
セリには出せないが、そこらに置いておくと
「売ってくれ」と買い手が現れる。
同じ魚を食べて当たる人、当たらない人もある。
漁師ならだれでも、一度は、魚で酔うというのを
経験するものだ。
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kijimuna
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