多い。本土で、そこそこ蓄えて、
「まぁ、儲からなくても食べていければいい」
そんな考えで、商売を始めて、わずか数年で
帰って行く人を数えきれないほど
見てきた。つい先日も新しいお店が出来ていた
ので入ってみた。
メニューは、ほぼ一つの専門店で料金は千円、
本土出身の私はおいしくいただいたが
地元の人には料金的にも高すぎる。島は
移動手段が限られているので回転率が悪い。
席数から考えて売上率50%として月の売上が
20万ほどだろう。あのあたりなら家賃は
7万円、従業員なしで、仕入が1日三千円を
超えれば商売としては成り立たないだろう。
「やっていけるの?」とは聞かなかった。
大きなおせっかい!
聞いたところで「儲からなくてもいいんですよ」
と言う決まり文句がかえってくるだけ。
どれだけの貯えがあって商売を始めたのか
知らないけれど、商売をする限り、最低の利益を
あげなければ続かないし、心も曇ってくる。
せっかくの決断をするなら、
予測をしっかり立てて・・・
なんて私が言うことでもない。
ただ、帰っていく人を嫌と言うほど見てきて
いるので、考えてほしいものだ。
いやらしい言い方かもしれないが、
「お金で買えないものもある」そうかも知れない。
但し、「お金で動かない物はない」たとえ
「愛」や「命」でさえお金で動く。
私は1円のお金も持って歩かない。
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