満天の星空にかこまれる。星に興味のない
方でも、まず夜空を見上げて「オリオン座」
「北斗七星」を見つけるようだ。
ネットニュースを見ていると、オリオン座の
ペテルギウスが縮小していることが
確認されたと載っていた。
ペテルギウスはオリオンの左肩、四角形の
一番左上に赤く輝く1等星。原因不明の縮小と
あるが、もちろん目で見て縮小していって
いるのはわからない。
地球からペテルギウスまでの距離は
約600光年ある。子供の頃、プラネタリウムで、
「赤く輝く星は、今まさに寿命を終えようと
している星です。」と聞いた。ちょうど
サソリ座のアンタレスを見ている時だった。
アンタレスまでの距離も約600光年、
「今、見ている星の輝きは600年前の光です
もしかすると、もうあの星は消えているの
かもしれませんね」と教えられたときは
なんとも不思議な感じがした。
明日はアンタレスが消えているかも知れない。
そんな風に思って毎日、サソリ座を
見上げた時期があった。あれから30年以上に
なるが、今でもアンタレスは赤く輝いている。
「赤く輝いている星は、今はもう消えている
かも知れない光だよ」と何人もの女性に
話してきた。ペテルギウスも赤く輝く1等星、
今、見えている光は600年前の輝き。
もしかすると、本当はもう消えてなくなって
いるのかも知れない。
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