うんたま森のキジムナー

花見

本土から来られた方に「そろそろ、桜が咲く時期ですね。」
と言うと、「桜は、ちょっと持ってこられませんよ」と
言われた。

当たり前でしょ!おねだりしているわけではありません。
季節の話をしているだけです。

沖縄では、花見の習慣はない。満開に咲いた桜の木の下で、
お酒を飲む。お酒を飲めない人でも、美味しくお酒が
飲めそうだ。

沖縄の桜はカンヒザクラ、1月~2月が見ごろとなるが、
その桜の下でお酒を飲むような習慣がないのが残念だ。
なぜ?花見の習慣がないのか?
年末の忘年会からはじまって、正月、成人の日、新年会、
旧正月、16日、清明・・・・・
連続で飲む機会が多いからだろうか?
いや、違うと思う。おそらく本土とは異なった歴史を歩んで
きたこと、そして亜熱帯で年中、花に囲まれている。
そういったことかも知れない。

本土の桜はソメイヨシノ、満開に咲いた桜の木の下で
持ち寄った料理を広げれば、花びらが一枚、二枚と舞い落ちて
きても風流がある。お酒を注いだグラスにヒラリと
桜の花びらが浮かべば、それは風流というものだ。

沖縄の桜はカンヒザクラ、花ごとポトリと落ちてくる。
花びらが散るというようなそんなものではない。
「散る桜 残る桜も散る桜」
特攻隊を代表するような有名な句であるが、
これは良寛さんの時世の句。
沖縄には、桜に対する、ワビサビという思いはない。


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