「基本指圧」に憧れて ― 村岡曜子のブログ

我が国固有の指圧を広く浸透させ、社会の保健と福祉の増進に寄与したい。

二分脊椎症の子供を自力排便に導く、指圧に実ったお母さんの一念

2013年10月22日 | 素晴らしい指圧効果

 10月12日夕方仕事場の電話が鳴ったので出たところ、久しぶりに福岡のWちゃんのお母さんからでした。とても弾んだ声で、すぐ何かいいことがあったのかなと思いました。
 
挨拶もそこそこに、「自力で排便ができたと報告してくれました。本当に嬉しい話です。Wちゃんは二分脊椎症患者、ご存じのようにこの病気は、自力排便・排尿ができにくいのです。

 
Wちゃんは、かねてからかかりつけの医師に勧められて下剤を飲んでいました。6月21日にプールの授業があるので便の漏れが気にり、前夜、いつものように下剤を使ったのですが出なかったというのです。
 「これは、使わない方がいいのかも?」 
 お母さんの判断で薬を止め、その日から指圧だけにしたそうです。

 実は今年から、川越まで通うことができない遠距離の3人のお母さんに、基本指圧の、ことに排便に関する圧し方を教えてきたのです。このお母さんも指圧を覚えて、自宅で子供を圧すことにチャレンジしてから9か月以上になりました。当初、素人が圧してどの程度効果が出るか不安もありましたが、思ったより効果的なのでびっくりしています。
 
 親子ですから最初から信頼関係は最高です。それが効果にプラスとなっているようですし、子ども達は皆、圧されるのが大好きなようです。指圧は、親子のスキンシップには最高なのです。ただこのあとが大事です、それぞれの方々の 「ネック」 が私には、見えています。1人1人の状態を聞きながら、慎重に進んでいこうと思っています。

 
Wちゃんは薬を止めた後も、便性が大変よい状態です。もっともっとよくなってほしいと願い、心から応援しています。
 「女は弱し、されど母は強し」 といいます。子供を守る母親の一念は、考えられない力も発揮するのです。ただし子供の病状は三者三様です。同じ状態に進まないからといって、お母さんの一念が弱いわけではありません。「焦りは禁物」 です。

 3人のお母さんの頑張りに敬意を表してエールを送ります。頑張りましょう。

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 女子中学生の眼球振盪、基本... | トップ | Forever Happy! いつまでもお幸せにね、乾杯~... »
最新の画像もっと見る

素晴らしい指圧効果」カテゴリの最新記事