旅する骨董屋 喜八

チベット圏を中心にアンティークや古民芸・装飾品を旅をしながら売買する喜八の、世界の様々な物や人その文化を巡る旅のブログ。

チベットの護符 ツァカリ

2020年02月21日 | チベットもの


チベットの古いツァカリです。

もともとは、
各々が懐に入れて持つ、小型のお守りとしての存在です。

今では、額装して壁に飾る用として売られていますが、
実際にチベット人も同じ様に、
宗教的な意味合いもありますが、壁飾りとして用います。

通常、10cm角ぐらいで、
紙や布に絵が描かれています。

そのツァカリ、
今までは、あまり注目を浴びてこなかった。
とゆーより、知られていなかった。

古く良い仏画、タンカが手が届かない程に超高額になった現在、
古いチベットの宗教絵画として注目を浴びているようだ。

古いタンカに比べてお手頃だしね。

以前は中国人は買わなかったが、
今では実際に、まとめて買い占めている時も目にした。

本場の本場、ラサなら安いでしょ、と考えると間違いです。
逆に高い場合が多い。
僕の売値より遥かに高い時もあるが、
それは、中国人バイヤーか富裕層向けの価格でござるよ。
最も、ラサは他の地では見ない物があったり、
数自体はさすがラサで、膨大なのだが。

そんな場合でなかったとしても、
本当にオリジナルの古いツァカリの数は
目にする機会は減った印象。

古くのばっかで、
たまに古いなと思うがあっても、
既に額装状態で高く売られてたりする。

その古さ自体も好きなのだが、
僕がツァカリを好きなのは、
別の理由もあるのです。

「絵の種類が豊富」

それが、面白い。

チベット仏教の宗教文様からはじまり、
法具や神様に至るまで、
これ、
どんぐらい種類があるのかしら?と思えるほど、多様だ。

コレクター心をくすぐるのです。

過去に一度だけ、108枚セットの古いツァカリを見た事があるが、
たぶん、実在する絵の数は108種類とかじゃ、
とても収まりきらない種類はあると思う。

絵の画風も好きだ。

チベット仏教の画風って、僕、好き。

お寺に行くと、壁画が描かれているが、
その壁画を見るのも好きなのです。
むちゃくちゃ上手、というか迫力がある壁画もあるが、
絵師は無名なんよね、たぶん。
それが、すごいよ。

で話しを戻すと、
ツァカリ。

古くないツァカリは、
良く言えば、ダイナミックで自由に描かれている。
そう、子供のお絵描きみたいな感じで。
悪く言えば、雑、で下手。
数は沢山ある。

古く実用されていたツァカリは、
もう、古いタンカの一部なん?って位に上手で細密に描かれている。
金彩も用いられる。
たぶん、絵の具も新しい物とは違う。
数は少ない。
図柄によっても値段が違う場合がある。






真面目に描いているのが伝わる。
見えにくいけど。



裏に文字が書いてあるのもある。



パルデン・ラモかしら。
この画風。
シリアスでもなく、漫画でもない。
絵として独特で惹かれる。
雲の配置や動きなどの構図も完成されとる。


コミカル。
でも宗教観バリバリ。
センゲェがかわゆい。


なんつーかなー、奥行きがあるのよね、古い絵って。
新しいのは、平面的に感じるの。

お寺の壁画もそーだけど、
古い仏教絵画って、二次元的に描写されているのだけど、奥行きがある。
新しい仏画って、グラデーションを結構使ってるけど、何処か平面的。
これ、なんなんだろーなー


ツァカリでした。

そして、宣伝。

古いツァカリの販売

古いオリジナルのツァカリ




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