旅する骨董屋 喜八

チベット圏を中心にアンティークや古民芸・装飾品を旅をしながら売買する喜八の、世界の様々な物や人その文化を巡る旅のブログ。

美しいアンティーク・チベタンターコイズ「ユゥ」

2019年08月17日 | チベットもの


チベタン・ターコイズのお話。

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古いチベットのターコイズ、
世間ではチベタン・ターコイズと呼ばれている。

今さら細かい説明は省略してしまうが、
チベット文化に置いて、絶対に欠かせない存在の石である。

ターコイズは、
日本だと「トルコ石」というふーに言われる事もあるが、
トルコに在った石とは限らない。
常々、この呼び名は、なんとかならないかと思っている。

チベタンターコイズであっても
チベタンとゆー名称が付くが、
ラダック来歴であっても
日本ではチベタンターコイズと呼ばれる。

厳密には現地で、「チベタンターコイズ」とは呼ばれていなく、
単純に、「ターコイズ」
または、
「オールド・ターコイズ」、
または、
チベット語で「ユゥ(または、ユ)」と呼ばれる。

なので、
「古い、ターコイズ(ユゥ)」をチベット語にすると、
「ニンバ・ユゥ」となる。


で、そのチベタンターコイズ。

ラダックでは数多くある。
そりゃさー、驚く程にある、のだ。

そこら辺の店、
カシミール人経営の店には、
偽物ターコイズであるパウダーやハウライトしかないが、
一定のごくごく一部の店には本物が置いてある。

一見さんは気がつかない。

だって、店頭にはでてないからね。
出てても、質が低いターコイズだけ。

良い石は、
店の棚にしまわれていたり、
店主の家にあったりする。

そして、
時には
素人の亡命チベット人の家にあったりする。

ちなみに、
ラダックでは通常、
取引はグラム単価での売買取引となる。
ネパールも同様であるが、
チベット本土では、その物、一個一個の価値を売り主が値段を見定め決める。
チベットではグラム単価売買ではない。

話しは戻るが、
ラダックでのチベタンターコイズの量である。

そりゃーもー凄くて、
グラムなんちゃらとかゆー単位ではない。

量の単位は、キロですよ

キロ、kg

行くとこに行くと、
どっさりと出てくる。

そこから選び抜くってゆー感じになる。

なぜ、選ぶ事が必要かというと、
全てがハイクオリティで珍しい物ばっかり、
お宝ザックザク、
かというと
そーではなく、
前出の素人来歴のターコイズを除くと、
今では、質の良い石や珍しい石の多くは、
諸国の業者達にピックアップされてしまっている。

そして、値段も絶賛上昇中だ。

しかし、
量自体が多いし、
市場には出回っていないチベタンターコイズもあるので
まだまだ
埋もれている良い石もある。

それらを
探し当てるのだ。

まさに、
宝探し状態である。


極めて珍しいど真ん中の古い穴を持つチベタンターコイズ
チベット本土ラサから亡命した、
ラダック在住チベット難民のチベット人のおばちゃんちに在った石。






写真では迫力と良さが伝わらないのがくやしい。
すごく良い。
艶、質、色、古さ、形、に加え、大きさもある。


ネイティブ・アメリカン・ターコイズにはない、
チベタンターコイズならではの美しく深い青緑色と艶と無骨さも持つ。
まるで宝石。
これもチベット難民のおばちゃんちに在った。


珍種もあります。
スカイブルーと黄金色の肌を持つチベタンターコイズ。
結構、古い。
もちろん、紐穴も通っている。
個人的にはかなり気に入っているが、理解されずらい類いだろう。

いわゆるチベタンターコイズらしからぬ風貌だが、
これも前出のチベット難民のおばちゃんが持っていたので、
紛れもなくチベタン・ターコイズ。


因に、
小さなターコイズを
一個二個買うだけの観光客レベルの買い方は、
店主に嫌がられる、とゆーか、
そーゆー人には、
そもそも、
良い石を見せてくれない場合もある。


そんな、
ニンバ・ユ、
チベタンターコイズ。

今はまだ現実的な値段だ。

近い将来、
今以上に貴重な石になるのは
想像に容易いのだ。

だって、
現地でいくら量があるからといって、
質・古さ等が揃ったターコイズは
どんどん数が減ってますからね。



アンティーク・チベタンターコイズの販売

喜八オンラインショップ


※メインの写真内のチベタンターコイズのネックレスには、
古いハウライトも混在しています。
元の持ち主も分からず、というか気にせず、現地でそのまま長い時間を経た古いハウライトなので、
それはそれで価値があるとは思っていますが、ターコイズとは異なります。



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