旅する骨董屋 喜八

チベット圏を中心にアンティークや古民芸・装飾品を旅をしながら売買する喜八の、世界の様々な物や人その文化を巡る旅のブログ。

チベット民芸、という知られざる価値観

2017年08月29日 | チベットもの










日本では「民芸」という言葉、ジャンルが知られている。

日常的に使われている大衆工芸品のことだ。
柳宗悦や河井寬次郎、濱田庄司らによって提唱され、現代では若い人々にもその価値観は広がっている。

ヨーロッパだとデカダンスやブロカントなどといった価値観とも共通するとは個人的には感じている。
アフリカ物だと、プリミティブ・アートなどが同じ趣向として好まれるのも目にする。

しかし、チベット物が見当たらない。

なぜだ?

そもそも、チベットの物は日本で全く知られていない。
書物も著しく乏しい。
少し知っている人でも、チベットというと、仏像とタンカ、それしか知られていない。
後は、豪華絢爛な装飾品の数々。
それ以外は、全く認識されていない、といっても良いと思う。

しかし、チベットにも美しい大衆の美がある。

今はあまり見向きもされない、美しい古道具や大衆が生活の中で使う品物達。
「祈り」という文化に裏付けされたチベット人の大衆のモノの美しさ。

知られていないだけなのだ。

「チベット民芸」
そんな価値観、ジャンルを人知れずやっている。

もっと知って欲しいな。

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