旅する骨董屋 喜八

チベット圏を中心にアンティークや古民芸・装飾品を旅をしながら売買する喜八の、世界の様々な物や人その文化を巡る旅のブログ。

ラダック ヘミス・ゴンパのチャム衣装

2017年09月05日 | チベットもの





ラダックでは夏場、ゴンパ(お寺)で伝統的なお祭りがある。
有名なお祭りは、ヘミスゴンパのヘミスフェスティバルだ。

ラダック語でお祭りはチャムと言い、大きな仮面や着飾った人々が神や悪魔を表現し、音楽とともに踊る。

2014年頃だったか、それ以上前だったか忘れてしまったが、
ラダックを訪れた際にヘミスのチャムに行った事がある。

それから何年かが経ち、今年、現地の骨董屋に仕入れに行ったら、
そのチャムの衣装が骨董屋の片隅にあった。

チャムの豪華絢爛な衣装の下に着る衣装。

100年ほど前の物で、状態は良くはないが、希少な事は間違いない。
なかなか出回る物ではないと思う。

珍しくて良い物。

珍しい、それだけで興味がある。
何より、その物が持つ物語が面白い。

それを求めて旅をしているが、簡単には出会えない。
もし出会えても、それを気づく事ができない事もある。

実際、僕もヘミスのチャムを見た事が無ければ、チャムの古い衣装を見ても、
あー、そーなんだ、ぐらいしか思わなかっただろう。

珍しすぎると理解がされず、商売にはならない。
分かる人が少なすぎるのだ。

そして、単に珍しければ良いという訳ではなく、状態やクオリティも重要になってくる。

珍しくて良い物。

それを伝えて行きたいと思う。



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