旅する骨董屋 喜八

チベット圏を中心にアンティークや古民芸・装飾品を旅をしながら売買する喜八の、世界の様々な物や人その文化を巡る旅のブログ。

ザンスカール最深部プクタル・ゴンパ

2019年08月12日 | 仕入れ旅




昼11時半頃、ついに、プクタル・ゴンパ到着。

ゴンパって、お寺、という意味なので、
プクタル寺となる。
もちろん、チベット仏教寺で、
ゲルク派。

お寺以外には、
ゴンパの手前の平地に質素な宿が唯一ある。

俺はここに宿をとった。


プクタルの宿。
意外に高く、一泊、800ルピー(1300円程)だったけな。
定価は1000ルピーだったかも。
ツインベッド・トイレ付き・無料チャイと夕飯付き
朝飯と昼飯は、
ゴンパで無料で食べられる。

この宿、
以前はなかったらしいが、
近年お寺が建てた宿らしい。
なので、オーナーもお寺なら、
従業員も坊主なのである。


宿の前には広場があり、
テント持参なら無料でテントも張れる。
欧米人の気合いの入ったトレッカー達は、
ここにテントを張っていた。
なお、備え付けのテント泊もできるが有料。

誰も居ないと思いきや、
欧米人トレッカーが5,6人いた。
この日、一人で来てたのは、
俺とスイス人の親父さんだけだった。


で、後から到着した、
ノルブとドゥゲスと宿前で合流して、
ゴンパへ向かう。


今まで数えきれない程、
チベット本土、カムやアムドの東チベット、スピティ、ラダック、と
チベット寺院は訪れて来たが、
建ってる場所、
入口からして、
今までとは明らかに一線を画す、プクタル・ゴンパ。



ついに最果てまで来たましたね〜、
とした感じがする入口のストゥーパ。


ストゥーパ内部の天井部分。
このゲート式のストゥーパは往々にして、
内部上部に壁画が描かれている事が多い。








中に入ると、
迷宮のようになっている。
階段は新しく造り直した場所もある。





岸壁にへばりつく様に建てられた寺



迷宮を上へ上へと行くと、
バルコニーのような場所で、
何やら僧侶が集まっていたので、
入ってみる。
運良く、昼食と昼の祈りの時間の様で、
最果ての秘境で、
チベット仏教、
「祈り」ってやつを想う。














昼食の祈りの時間が終わると、
みな、解散したので、
寺院内を見て回る。
かなり入り組んでいて、複数の僧坊、小部屋がある。


岸壁洞窟の奥部分の古い建物。


岸壁洞窟内部のキッチンにて、
バター茶(スースースマ)をもらう。



お堂の他、
祈りの小部屋にも入ったが、
撮影禁止でござった。
14,15世紀の希少なタンカや壁画の数々に出会う。
じっ〜くり、眺めたが、
ここまで数があると、もう圧巻の一言であった。
※寺院創設が14世紀頃だが、タンカもその同年代とは限らない。
もしかしたら、もっと古いかもしれない。

希少なモノホンのカパーラ杯もあったが、
これも撮影禁止。
今まで多くのカパーラ杯と出会ったが、
ここのは唯一無二。

圧倒的な存在感があった。

もちろん、かなり古そうであった。
英語が話せる若い僧侶に聞いたが、
タンカの年代は分かっているが、
カパーラはいつの物かすら分からないとの事だった。

因に、
後で僧侶に聞いたら、この地では、
僧侶が死ぬと、鳥葬が行われるらしい。
厳密には、鳥だけではなく、各動物に食べさせるとの事だ。
今では、ラダックやザンスカールでは鳥葬は行われていないと思っていたが、
ここでは、今なお、その文化が生きているのだ。


最果ての地、
プクタル・ゴンパ、
マジで感動しました。

チベット寺院を訪れて、もはや感動する事はあんまない俺だが、
ここは、格別だった。

来て良かった〜


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