旅する骨董屋 喜八

チベット圏を中心にアンティークや古民芸・装飾品を旅をしながら売買する喜八の、世界の様々な物や人その文化を巡る旅のブログ。

チベットのファッション 革ベルト

2020年02月11日 | チベットもの


チベット人のファッション
ベルト編です。

僕はアンティーク・ビーズ以外の
チベットの装飾品も好んで扱っています。
日本で扱う業者の数は少ないと思う。

多くの需要のある物ではないし、
そもそも、そこに注目する人自体が少ないのかもしれない。

かっこいーのになー

そのチベット人の装飾品。

なかでも、僕が気に入っているのが、ベルト。
腰に巻く、あのベルトです。
彼らのベルトがカッコイイのです。



銀象嵌のバックルが複数付いた革ベルト。
れっきとした伝統的なデザイン。
ラサを含めた自治区内でも見かけるが、
東チベットのカム地方が圧倒的に多い。

僕も私服で長年愛用しているのも、このタイプ。



バックル部分。
鉄土台に銀で象嵌して模様を描くのが伝統的スタイル。
この模様も、細かい、荒い、等様々ある。
太さも様々。細いのから極太のもある。
バックルは、一個単位でも売っているのも見かける。

余談だが、チベット人(もしくはチベット人業者)は、
石の他、古い金属にもすごく価値を見出している。
謎の金属片(たぶん、トクチャ的な要素の物)や、
一見、ゴミとしか見えない古い金属類も普通に高値で売っている。

因に、チベットでは、銀で模様を象嵌した同じデザインの馬具も存在する。
手綱の金属装飾部分は、ベルトと瓜二つの物もある。
元々は馬と共に生きる遊牧民系統なので、
装飾のデザインは共通するのだろう。

ベルトに話しを戻すと、
チベット人は、ベルトから色々な物を吊るす。



こんな感じ。
装飾品を腰から提げる。

今、実際にベルトから吊るしてる人が多い物は、
メロン(小型円形のカレンダー)かな。

装飾品は、昔は用途があった物(牧畜用や財布とか)もあるが、
今はその役目を終え、単純に装飾品として残っている物もある。

この旦那は、いつ会っても、すごくお洒落。
伝統文化を守って、民族衣装や装飾品を美しく着こなしている。
普段着でこのレベル。

雨靴に見えるのはチベットの伝統的な革ブーツ。
つま先が少し反っている。

右肩を出すのは、民族衣装チュバの正しい着方。
両袖通す事もあるが、基本はこの着方。

チベット圏でダウンとか上着の右袖のみを出して着ている人を目にする事もあるが、
あれは、チョバ式の着方をしているのです。








コンチョ型。
革ベルトにシルバーコンチョが複数付くタイプ。
ベルトにコンチョを付ける感覚がネイティブ・アメリカンと共通する。
遥か遠く離れた民族と装飾品の感覚が似るのが面白い。



貝で装飾されたタイプ。
あんま見ない。
ラサで同じ細身のタイプで、小さなターコイズが複数付いたタイプも見た事がある。








最初の銀象嵌と同じタイプ。
一個一個手作りなので、微妙に違う。

その他、
サンゴが列になって嵌め込まれたバックルのタイプの物や、
銀板を打ち出し柄を描いたバックルの物、
コウモリなど動物の柄の物、
明らかにやり過ぎな巨大な物まで、
数多くの種類が存在する。


チベットのベルトでした。


チベットのベルトの販売

https://www.kihachiantique.com/items/26346385



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