北のとうさんの鉄道旅・アマチュア無線JA8HBO

札幌に住むおやじが北海道を中心に鉄道旅の話題や無線の話題も織り交ぜてぼやきます。アマ無線のコールサインJA8HBO

空想・北海道新幹線開通に伴うダイヤ改正は地方切捨て中心

2015年09月13日 | うんちく・小ネタ
( )内に10月中旬での状況を捕捉しました
(普通列車はキハ40使用便を中心に80便の削減予定)
北海道新幹線開通に伴い、地方ローカル線の減便と運行車両数の見直し(減車)を含めたダイヤ改正を行うことは、JR北海道がすでに明らかにしているところです。
今日現在でも、様々な情報を耳にします。噂や憶測もありますし、中にはJR関係者発?と言う情報もあります。
あくまで素人衆の世間話から出てきたものなので、茶飲み話程度のものですが・・・・。少し書いてみます。
 まず、札幌函館間の特急に関しては新幹線との乗り継ぎの兼ね合いもありますから増便が見込まれますし、JRも公言しているようです。
報道によれば新函館へ乗り入れる新幹線は一日10往復(13往復と正式発表されました)とか。季節によっては3から4往復の臨時便も検討されているようです。このことからすると。特急北斗は現在の9便から11便という一昨年の減便前の数に戻さなければ乗り継ぎということからしても不便です。(12往復になると正式発表)
巷間、噂されているのは増備されるキハ261系が北斗に充てられるのではないかということです。
(新塗色になるキハ261)

したがってキハ281のS北斗は現行の便数で変わらず、キハ261による北斗が2便増便されると考えます。



そうなると、北斗に使用されている183はオホーツクへの転用が順次行われ、いわゆる白坊主とスラントノーズは姿を消していくことになります。
撮り鉄の方は早めの対応が必要ですね。雪景色の白坊主とスラントは見納めの冬になるかもしれませんよ(●^o^●)
次に千歳線についてです。現在、一部の特急スーパーカムイが快速エアポートとしても運用されていますが、定時性の確保のために完全に分離されます。したがって旭川・新千歳間は札幌での乗換えが必ず必要ということになります。ただし、現在もほとんど利用客が入れ替わります。

さらに、石北本線の特急オホーツクの減便です。現在4往復8便の運用がありますが、1往復2便を減じるという案が検討されているようです。(4便減の噂もあります)閑散期に利用すると「気の毒」というほどに空いているのが実態です。減便するにしても日帰り出張のビジネス客の利便を考慮すると、現在の◎号を単純に廃止というよりは、3往復全ての時刻を見直す必要が生じるでしょう。
また、宗谷本線では以前から噂されていた特急サロベツの廃止です。キハ183の発火事故によりサロベツが運休したときは、稚内市を中心とした沿線自治体の要望で臨時快速列車を運行しました。
私も数度利用してみましたが、キハ40とキハ400の2連がいつも満席でしたので、それなりに利用のある便なのかなと思いました。
天塩中川・音威子府・名寄間では、特急用通学定期で高校生が利用している場面も見かけました。
また、旭川・名寄間は第3セクターの北海道高速鉄道開発株式会社によって線路改良が行われた経緯やキハ261、2編成も同社が保有しているという事情から、JR北だけの判断で簡単に事が運ぶとも思えません。地元自治体との交渉が難航する可能性もあります。
サロベツを廃止するとしても簡単に実現するかは疑問が残ります。(オホーツクも同様です)
したがって、廃止の場合には、この時間帯に快速・普通列車を運行する可能性もあるでしょう。

また、サロベツの廃止に伴い、スーパー宗谷の運行時刻については見直さざるを得ないと考えます。
私の推測では3号と4号の発車時間を繰上げてサロベツに近づけるのではないかと考えます。

現在、旭川・札幌間のL特急のような運行をしているオホーツク、S宗谷、サロベツの変更や廃止に伴ってはスーパーカムイの増便や時刻変更も検討されることになるでしょう。ただ、青函で使用されている緑の789は一定の改造が必要なので、この区間への投入は2018年と公表されていますから、その行程によっては来春のダイヤ改正は暫定的なものになるかも知れません。

そのほか、現在でも1便減便されているSおおぞらの扱いですが、道東自動車道の延伸に伴い、利用客がバスに流れている現状では更なる減便も考えられます。
また、私も感じましたし、多くの方がキハ283の激しい揺れに不快感を訴えております。運用に余裕を持たせて念入りな整備が必要でしょう。

また、キハ261をSおおぞらに投入するという意見もありますが、とにかく良くない線路状態の帯広以東に、283以上に軽量そうな261が耐えられるのかと心配になります。早急な根室本線の線路改良が望まれます。

なお、何度か書いてきたことですが、バス旅行が苦にならない若い世代の中には、都市間交通はバスでも良いという方も多いようです。しかし、キャパシティと冬期運行の定時性では鉄道の比ではありませんし、高齢者にとってバスは「辛い」の一言です。
(おおぞらも大幅減便とのことです)

なお、JR北海道は従前より路線・区間別の輸送密度を公表したがりません。
合理化公表直前になってから「こんな状況です」と言い出すことが多いのは、自治体、利用者の不信感を募らせるばかりなのには苦言を呈したいところです。


現段階で、この程度の「空想」が出来ます。
まあ年が明けたころには正式に発表されることでしょう。
総じて言えることは「地方創生」どころか「地方切捨て」
ですかね。
話しが飛びますが、9月13日の朝日新聞記事によりますと秘境・小幌駅は存続に向けて地元豊浦町議会議員の方々が現地視察を行うなど、維持の費用と方法をめぐってJR北と交渉を続けているようです。

廃止路線・廃止駅・無人化等々、興味は尽きませんね。
(この後、続報をブログに書いてありますのでご覧ください。)


 


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