北のとうさんの鉄道旅・アマチュア無線JA8HBO

札幌に住むおやじが北海道を中心に鉄道旅の話題や無線の話題も織り交ぜてぼやきます。アマ無線のコールサインJA8HBO

JR九州とJR北海道

2013年11月09日 | 日記・エッセイ・コラム

Dsc_0036 鉄道ジャーナルという雑誌の今年の5月号はJR北と九州についての特集でした。苗穂にある北海道鉄道技術館に置いてあったのに興味を持って、バックナンバーを入手し、最近読み始めました。たかが雑誌とは言っても読み応えがありますので、ノンビリ読み進めておりました。
九州と北海道の気候は比べるべくもありません。九州は車両も規格化が進んだ電車が中心で、当然にメンテナンスも「楽」です。
整備工場の中も明るく小奇麗です。その点、北海道はディーゼルが多いので、台車の仕組みも複雑で、床も油で汚れますし、寒さのために窓も小さく暗い感じがします。
新幹線もほぼ全通し、気候条件も恵まれた九州も、北海道同様に経営安定化基金が積まれ、税金の負担軽減策も施されています。

その、九州が「ななつ星」なる豪華リゾート列車の運行を始めました。
予約が来年まで一杯で、その上、来年からは値上するんだとか。
余裕のある団塊の世代から搾り取ろうというのでしょう。しかし、そんな団塊の世代も、あと10年もすれば70代半ばになり、全くお金を使わないようになります。
今が良ければよいという経営理念でしょうか。株式の上場を狙っていますから、まさに「今でしょっ」の感覚のようですね。
その車両は30億円。年間の利益は多く見積もって1500万円。ということは、単純に元を取るためには200年かかる。もちろん元は取る気は無くて「広告宣伝」のつもりだそうです。
国から莫大な額の援助を受けながら、ほぼ遊びのような商売を続けることを許してよいのでしょうか。

そこで、目にしたのが、朝日新聞コラム欄のJR九州のお上依存体質へ批判です。7月には大規模なシステムトラブルを起こしながらも、システム会社に責任をなすりつけ、「ななつ星」運行。30億円の投資に対して利益は、年間わずか1500万円。国から税の免除を受け、安定化基金も受け入れつつ株式上場を狙う危うさ。

という内容です。北海道の人間から見ると暖かいと大雑把なもんだなと感じます。社長は関西人とか・・・・道産子は関西人が苦手です。

さて、先日走ったツアーの臨時SLの写真をアップしておきます。Dsc_00242