北のとうさんの鉄道旅・アマチュア無線JA8HBO

札幌に住むおやじが北海道を中心に鉄道旅の話題や無線の話題も織り交ぜてぼやきます。アマ無線のコールサインJA8HBO

北海道のお祭りに考える

2013年08月05日 | インポート

祭りといえば、リオのカーニバルが頭に浮かぶ、知っての通り、キリスト教の復活祭に関連したお祭りである。
日本の昔から祭りの多くは、神社が中心となって行なわれ、五穀豊穣を祈り感謝するとか、城主への感謝などから始まったものが多い。

ところが、近年観光地で行なわれる祭りの多くは、単なる「ショー・見世物」にしか過ぎないものが多い。

よさこいソーランなどは典型的なものだろう。少し後に行なわれる北海道神宮の例大祭が、すっかり霞んでしまうほどの勢いだ。

みんなで参加して楽しみ、何かに感謝するのが祭りなのだと思うのだが、最近では、セミプロ化して、入団にオーディションがあったりとかで、良い話を聞かない。
創始者を国会議員にまでしてしまったおばけ祭り、いつまでこの状態が続くのか疑問を呈さざるを得ない。

今回、函館では港祭りが行なわれていた。昔とはすっかり様相を異にしているとの情報で、前日に帰ってきてしまったが、以前は海への感謝の気持ちがあったものと思う。しかし、最近は単なる「いかおどり」ショーになってしまったらしい。今年はいかも昨年に増しての不良と聞く。

みんなで楽しめるならそれはそれで否定しないが、「青森ねぶた」海上運航が今年だけという条件付で実施された理由を、心にとどめて欲しい。

灯篭流しと同じ鎮魂の意味をを持つ行事なのだから、来てください、と言って、分かりました、また来年も・・というわけにはならなかったと聞く。

祭りには、このような厳粛な面も持つことを、我々は自覚したいものだ。Dsc_0050