始めてから分かる起業の体験記

新会社法で、簡単になったとはいえ、やはり起業は面倒なことが多い。体験して始めて分かったことなどの話をします。

WBS 4月22日放送のメモ (不振の外食産業の目指す先)-2

2008-04-24 01:19:59 | WBS

     孤立型から集合型へ向かうメリット

フードコートにメリットがあるといっても、今まで郊外型に馴染んできたファミレスをそのまま持ってくるというような簡単なものではない。

そこでは、競合店が鎬を削る厳しい生存競争に勝ち抜かなければならない。売上が芳しくなければ退店を余儀なくされる。
リンガーハットが“イオン
北戸田ショッピングセンター”で新たに出店する場所も前の店舗が閉店したあとのスペースとなる。

また、フードコートはセルフサービスによる回転率の良さもメリットだが、それゆえスピードが競争に勝つ重要な要素となる。
リンガーハットでは、いかにスピードが出せるか調理方法をも変えた。今まで別々に調理していた麺とスープを一緒の鍋で調理できるように材料から作りかえた。

外食が注目するフードコートだが、専門家によれば、フードコートが入る商業施設自体の魅力が薄れてきたことを指摘する。
それは既存SCの落ち込みだけでなく、新規オープンのSCでも当初見込んだ集客力が得られないところもあるからだ。

それでも、リンガーハット八木社長は、フードコートでのノウハウが郊外店の生き残りにつながると考えている。
ファミレスという郊外型の単独店は、周りの情報に疎くなりがちであり、競争の激しいフードコートでは、危機感を学ぶことになる。
それは外食にとっていわば道場で、様々な外食と切磋琢磨した勉強の成果が郊外型の店にも効果を及ぼすという。


最近、“おひとりさま”がちょっとしたブームになっていますが、ファミレスは、時間帯によって一人で入りにくいことがあります。

郊外型とはいえ、客の対象をファミリーから個人へシフトしていくことも考えなければならないのかも知れません。



実践!おひとりさま道
葉石 かおり
ライブドアパブリッシング

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WBS 4月22日放送のメモ (不振の外食産業の目指す先)-1

2008-04-23 10:01:02 | WBS

     外食産業は、今フードコートへ

不振が続く外食産業の中でも、特に少子化や原油価格高騰の影響が大きいファミリーレストランの業績が悪化している。ファミレス企業、現状脱却の対策とは?

約半世紀の長きにわたり親しまれてきた東京上野の聚楽台が閉店を迎えた。

高度成長期には集団就職でやってきた若者や家族連れで賑わい和洋中の豊富なメニューでファミリーレストランの元祖とも言われたこの店も時代の流れには逆らえなかった。

日本の外食を支えてきたファミレスチェーンは売上、店舗数ともに減少、低迷が続いている。

すかいらーくは、0712月期 最終赤字130億円。セブン&アイHもデニーズを中心に今後3年間で約140店舗の閉店を発表した。

比較的業績の良かったサイゼリアも今期業績を下方修正した。てこ入れには今までのような郊外型路面店ではなく、ショッピングセンターの中へ進出するという。

ファミレス企業が向かう先は、ショッピングセンターなどにある“フードコート”、共有の食事スペースに、複数のセルフ型飲食店が並ぶ。

以前から大型スーパーの地下にあるようなファーストフード的イメージとは変わり、最近では客にとって魅力的な有名店の出店も多くなっている。

昨年オープンした「ららぽーと横浜」のフードコート“フォーシュン”も有名店を取りそろえ、朝から行列ができるほど。

ファミレスは大体の味が分かるので最近では行かないというように、ファミレスは消費者の好みの変化が分からなくなってきたようだ。

長崎チャンポンの「リンガーハット」も郊外型が中心だった店舗展開をフードコートへシフトしている。昨年度フードコートへの出店は21店、今年度も21店舗出店予定。

ファミレス企業にとってフードコートへ出店するメリットは、初期投資の低さだ。
リンガーハットでは路面店で
6500万円かかるところ、フードコートなら2400万円と3分の1ほどで済む。同程度の売上が見込めれば利益率が高くなることがフードコートのメリットという。

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WBS 4月21日放送のメモ (エコ社会に生きる200年前の技術)-2

2008-04-22 22:54:33 | WBS

     ハイブリットカーでも19世紀生まれの技術

一方、やはり昔ながらの技術である“鉛蓄電池”の研究をし続けているのが老舗バッテリーメーカー「古河電池」だ。

スズキ自動車が出したハイブリットカーは、当時珍しく昔ながらの“鉛蓄電池”を使っていた。
販売が振るわず
3年前に生産中止となったが、古河電池では、今もその蓄電池の可能性を追求し続けている。

クルマのバッテリーとして一般的に使われている鉛蓄電池も19世紀フランスのプランテが発明したものだ。
殆どが鉛でできているため、リサイクル率は90%以上になり、環境に優しいバッテリーといえる。
しかしながら、充電の受け入れが苦手で耐久性でハイブリットカーには不向きとされてきた。

古河電池では、この問題を改善し充電能力を各段に向上させた新商品“ウルトラバッテリー”を開発した。
特殊なコンデンサーによって繰り返しの充電に強くしたもので、従来の鉛蓄電池に比べ寿命は4倍になった。

ハイブリットカーでの走行実験では、燃費、CO2排出量ともニッケル水素電池と遜色ない性能を示した。

同社は並行して一般車向けウルトラバッテリーも完成していた。
アイドリングストップでも性能を落とさないため、CO2削減につながるものとして、環境規制が厳しくなる自動車メーカー向けにサンプル提供を始めた。

開発担当者は、古い技術もブレークスルーすれば、次世代の用途に大きな展開が期待できるという。

もはや過去のものと考えられていたかつての技術、まだまだ磨けば光る原石の技術が現代に蘇るかもしれない。


今のように物が溢れていなかったころの技術は、自ずとシンプルで無駄のない構造な訳ですね。
でも考えてみれば、その技術の性能を各段に上げる現代の技術と知恵は大した物で、むしろそのことに感心しました。

WBS 4月21日放送のメモ (エコ社会に生きる200年前の技術)-1

2008-04-22 12:35:34 | WBS

     スターリングエンジンに今注目が集まる

19世紀に発明された技術が今注目を集めている。その背景にあるものは未来への課題だった。

約200年前、スコットランドのロバート・スターリング牧師が発明した“スターリングエンジン”がバイオマス発電用のエンジンとして注目されている。

スターリングエンジンは、シリンダーの片方を熱し、もう片方を冷やすことによって、シリンダー内の空気が膨張と収縮を繰り返しピストン運動を発生させる。
熱効率に優れた“夢のエンジン”として期待されたが未だ実用レベルの物は存在しなかった。

シリンダーを熱するだけというシンプルな構造なので、小規模な発電に向くことに目を付けた手塚社長は11年前「()スターリングエンジン」を創業した。
いままで殆ど商売になっていなかったが、ここへ来て中小業者から俄に注目が集まるようになり、システムの見学者が次々訪れている。

バイオマスなど廃棄物燃料で運転可能なことや、機械の規模が小さくて済むことで、燃料高と環境問題の両方を手軽に解決できる技術として中小企業は関心が高い。
この1年で国内30社、フィリピン、ベトナムの企業とも商談が進んでいるという。

最先端の船舶技術を研究する「海上技術安全研究所」でもスターリングエンジンの実用化に向け研究がされている。
その目的は、船の排気ガスの熱を回収して発電すること。

松下の社内ベンチャー等複数との共同開発で進めるスターリングエンジンで、排気管に付けるだけで済むという簡単さに注目したという。
既に1月からセメント船に4台を搭載して実証実験にはいっている。

大手の「リンナイ」もドイツ、イタリアの企業と共同開発した家庭用“コージェネレーションシステム”用のエンジンとして スターリングエンジンを採用した。

天然ガスを熱源量に発電し冷却の水を給湯として使うシステムで、大量に給湯できるスターリングエンジンの特徴を生かしたものだ。
お湯を暖房に使うヨーロッパで、この冬試験販売する。

国内でガス機器市場の伸びを期待できない今後、海外展開の必要性と、環境を考えた効率のよいガス機器を目指すという。

WBS 4月18日放送のメモ (ブランドイメージ調査)-2

2008-04-19 20:56:50 | WBS

     ドコモブランドのロゴマークが変わる

一方、ブランド力の低下にその刷新へ踏み切ったのは、NTTドコモ。同社は番号ポータビリティ制度導入以降、苦戦を強いられている。

18日、ブランドの新ロゴマークを発表。新しいロゴマークは、それまでの黒で硬いイメージから赤で親しみやすいイメージとなる。

会見場で中村社長は、携帯3社の中で一人負けの状態となっていることに、ブランドとしての危機感を説明した。

ドコモのシェアは3月末に11年ぶりに50%を割り込んだ。
販売店での状況にもはっきりと現われているようで、来店客は人気機種を一番最初に手に取るが、その機種は現在ソフトバンクになっているという。

ブランド順位でも、昨年の順位から今年の順位の変化をみると、
NTTドコモ:71位から123位、
au:31位から64位、
ソフトバンクモバイル483位から125位(ソフトバンク:105位から51位)と数字でも明確だ。

消費者は、ドコモに対してサービスが後手後手に回っているイメージを持っている。そして、何故もっと早くサービスをしないのかという不満が調査の結果に繁栄されていると、販売店の見方も厳しい。

ドコモでは、新規獲得重視から、既存契約者の囲い込み重視へと戦略変更をする。自分たちも変わったところを理解してもらわなければ、ロゴを変えた意味がないという。


ドコモは、機種の価格も高いし、いまだに受信メールに料金がかかるなど、まだまだ不満は多いようです。

結局、サービスが後手後手に回るのも、民間になったとはいえ公社のお役所的な体質がまだ残っているからだろうと想像させてしまいます。
この殿様商売的なイメージを払拭できないと、今後も相当厳しいでではないでしょうか。

WBS 4月18日放送のメモ (ブランドイメージ調査)-1

2008-04-19 12:29:26 | WBS

     今年は身近なブランドが上位に

消費者約3万4千人を対象に、企業や商品のブランドイメージを聞く調査結果が18日発表された。

この結果にも景気悪化の影響が現われているようだ。

今年8年目を迎えるこのブランド調査“ブランド・ジャパン2008”だが、去年はトヨタやパナソニックなど大型商品を売るブランドが上位をしめた。

それに対して、今年は身近で遊び心のあるブランドが上位となっている。価格帯も低くメッセージが分かりやすい企業・商品が目立つその順位、

3位が「ディズニー」、25周年を迎えテーマパークの中でも新しい催し物やアトラクションを次々展開し根強い支持を集めている。

2位は「スタジオジブリ」、7月公開予定の新作『崖の上のポニョ』への期待が評価を上げた。
つくりだす独特の世界観に指示を得ていて、ランキングの常連。特に“親しみ”を示す項目ではトップになっている。

この両ブランドは、毎年新しいものを提供することを続けていて、消費者を飽きさせないブランドとして人気が高いという。

1位は、2位以下を大きく引き離した「任天堂」で初のトップとなる。
“ニンテンドーDS”がゲームの枠を超えビジネスや教育といった分野にも市場を広げ新しい顧客層を獲得したことが高く評価されている。

ニンテンドーDSブランド単体でも5位にランクされていて、商品ブランドの強さが企業のランクも上げた結果となった。

クルマの国内販売も下がるなか、消費者が指示するブランドも景気の悪化で低価格で手短な物へと変化しているようだ。

WBS 4月17日放送のメモ (トレたま「書類棚感覚でデータを保管する」)

2008-04-18 12:33:28 | WBS

     アナログ操作でデータ管理

保存のし過ぎで、大事な資料が見つからなくなる、オフィスでのそういった悩みを解決するシステムをNECが開発した。
その企業向けデータ管理システム“ビジュアルキャビネット”は今月発売となる。

このシステムはサーバーの中のデータを実際の書類を保管するように、ビジュアル化したファイルに変えヴァーチャルのキャビネットで管理できるというもの。

画面に映されたキャビネットにはサーバーに保管されたフォルダ名がファイルの背ラベルとなって書棚に収まる。
データの検索や移動は棚に入れられたファイルを画面上で操作して出し入れするアナログ感覚で行える。
タッチパネル式大画面でも個人のパソコンでもキャビネットの操作は可能。

アナログな操作感覚にこだわったのには、膨らむデータの量を抑える目的もあった。

実際のキャビネット同様、キャビネットのスペースの空きを視覚で確認することができ、棚がいっぱいになりそうなら整理するというきっかけになるようにしたと開発者はいう。

最近オフィスでは、データの保存しすぎでメモリー不足になり新たなデータを保存できなくなるといった問題が発生している。こうした課題の解決にも工夫している。

機能性よりも操作感覚を重視したシステムの需要は今後ますます高まると思われている。
同社では、ビジュアルキャビネットを第一歩に、同じようにオフィスのいろいろな業務に使える分かりやすいシステムを広げていきたいという。


このシステムの発想はとてもいいですね。

個人のPCでも最近は動画や音楽データなどを多く保存しないならば、必要以上にハードディスクの容量が大きくなっています。
そのため不要なデータもとりあえず保存してしまうという悪習慣に陥っている人も多いのではないでしょうか。

ハードディスクの容量ではなく、データ整理のために別の許容量を設定しておく必要があるのですね。


WBS 4月16日放送のメモ (次世代ディスプレイ)-2

2008-04-18 01:39:44 | WBS

     電子ペーパー普及のカギはコンテンツ

現在電子ペーパーは、最も使われているといっても、デパートの商品棚などに使われる小売店の価格表示程度。

そのほか掲示板やバス停の時刻表示などへの活用が見込まれ、実用化間近といわれながらいまひとつ盛り上がらない電子ペーパーの利用は増えていない。

使い方の提案がなければ、ユーザーの需要は掘り起こすことはできないと言われている。

ところが、アメリカでは、電子ペーパーが電子書籍としてアマゾン、ソニーがともに数十万台売上げ、激しいシェア争いをしている。

海外では電子ペーパーに新聞を配信するケースも増えてきていて、日本とは違って電子ペーパーの普及は広がっている。普及のカギはコンテンツ。

電子ペーパーのベンチャー企業「イー・インク」では、コンテンツ、セキュリティ、ネット、ハードの4つが揃わないとビジネスにならない。ハードは用意してもコンテンツのところで日本のメーカーは二の足を踏むのではないかという。

日本では、iPod普及のハードルになったように著作権や権利関係をクリアするのに時間がかかるという課題がある。

アニメや雑誌、新聞など魅力的なコンテンツを持ちながら、コンテンツを提供するビジネスが成長していない。
つまりそれらは、決まったルートでのビジネスという発想のままで、広い市場を想定していないからだろう。

何を電子ペーパーで提供すれば、その便利さやメリットを活かせるか、活用方法次第でビジネスの広がる可能性はあるはずだ。


紙のようにたたんだり、壁に貼ったり、切り抜いたりという自由度はなく、かといってPCやテレビのような情報量もないとなると使われ方は限定的です。

音楽配信のように、雑誌の一部のみ低価格でダウンロードできる、といったオンデマンド機器として使えれば普及は早いかも知れません。

WBS 4月16日放送のメモ (次世代ディスプレイ)-1

2008-04-17 12:33:38 | WBS

     電子ペーパーが普及しないわけ

16日から「国際ふらっとパネルディスプレイ展 Display 2008」(東京ビッグサイト)の開催が始まった。

立体映像を実現化する3Dディスプレイもまもなく商品化される。

一方、過熱する薄型ディスプレイ競争、シェア下位メーカーの撤退も始まっている。日本ビクターは国内テレビ事業からの撤退を発表、今後は欧米向けや業務用に経営資源を集中するようだ。

ディスプレイ市場は事業拡大を目的に企業の提携が多くなり業界再編はますます進むと見られている。

この展示会で注目を浴びていたのが“電子ペーパー”だ。電子辞書など紙に代わり次世代のディスプレイとして期待をされているものの、この技術はどうも実用化や普及が進んでいない。

そんな中、KDDIは携帯電話機(au W61H)のデザインとして電子ペーパーを取り入れた。
待ち受け画面ではなく外側の表面を95種類の花など動きのある絵柄を表示できる。シールなど貼り替えることなくデザインを切り替えて楽しめるわけだ。

今は本体に収納されているデータの決まった絵柄しか使えないが、将来はダウンロードしてくるなど利用の範囲を広げたいという。
電子ペーパー利用の新たな切り口となるかもしれない。


WBS 4月15日放送のメモ (中国お墓参り事情)-2

2008-04-16 23:46:59 | WBS

     可能性を広げる葬儀産業

年間15億円と中国でもトップの売上となる「福寿園」では、墓に故人の銅像を立てるサービスをしている。
制作費は90~180万円と高額なことから以前は有名人からの注文が中心だった。しかし、最近は一般の富裕層からも注文が増えているという。

福寿園では、中国は社会の進歩と生活レベルの向上で精神的なものへの消費力が高まってきていると説明。
さらに新たなスタイルの墓の提案や墓地の公園化で高付加価値を図る計画だ。

上海市の民政局では、日本企業のきめ細かいサービスを見習い、葬儀業界のレベルを高めて行きたいという。

中国の葬儀業界は約2兆円市場といわれ、今後海外からの参入や新たなサービスの出現でさらに可能性を広げていきそうだ。

将来、墓地不足が予測されて、さらに忙しい都会人が墓参りを代行してもらうという状況ならば、都会型マンション墓地のような物が必要となり、日本のノウハウが活躍できるかも知れません。
既に動いている企業はありそうです。


ところで、大渋滞といえば東京でも春分の日と秋分の日はお墓参りのクルマで渋滞になります。
私の住んでいる地域は谷中とか池袋方面へ向かうクルマで不忍通りは特に酷く両方面とも動かなくなるほど。
こういうときはクルマで出かけないようにするしかないですね。