2月8日に 『牛肉』 の追記で懸念すべき点を書きましたが、やはり、こういう展開になりそうです。
島村宜伸農相は25日の衆院予算委員会で、BSE(牛海綿状脳症)の安全対策として政府が続ける全頭検査について「世界の非常識だ」と述べ、全頭検査の見直しを急ぐ考えを強調した。米国から牛肉の輸入再開を求める圧力が強まる中、いまだに解禁時期がみえない状況にいらだちを表したといえる。赤羽一嘉氏(公明)の質問に対する答弁。これまで、全頭検査を行っているから安心だ、と言われてきたのですよ。 最初にそう言ったのは(その当時の)農林水産大臣です。 それが今度は、世界の非常識ですって! 私たちは、何を信じればよいのでしょう。 そんなに心配な人は食べなければいい、で済む問題ではないと思うのですが。
米産牛の輸入再開には全頭検査の見直しが必要。農水省などは昨年10月に全頭検査の緩和を食品安全委員会に諮問したが結論はまだ出ていない。同相は「(安全委が)安全・安心に縛られ、いつまでも議論している」と批判。「米側は大変いらだっている」と述べ、結論を急ぐように求めた。
これに対し、全頭検査の緩和に反対する民主党はコメントを発表。「食品安全委員会に政治的な圧力を加えるもので、農林水産大臣として不適格だ」と批判した。 (日経新聞26日朝刊)