こどもと笑顔の会

こどもとつながりをもつ会のブログを作っています。

保育所は0~2歳限定 政府最終案、こども園期限設けず [日本経済新聞]

2011-01-26 11:31:09 | 新宿子育てネットワークの連絡帳
あちこちの新聞各社で記事になっている、「子ども・子育て新システム」の目玉、
「幼保一体化」。

なーんかよくわからない。
要綱を作っている、国自体も、実は、なーんかよくわかってないのでは?
と心配です。

保育所は0~2歳限定 政府最終案、こども園期限設けず [日本経済新聞]
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C93819481E0E6E2E0888DE0E6E2E3E0E2E3E39797E0E2E2E2;at=DGXZZO0
<リンク切れのため加筆。知人から頂いた内容 2・4>
「日経新聞(1月21日'11)によると待機児童解消のための幼保一体化の『子ども園』は幼稚園側の反発が強いため、子供園への強制的意向は見送る由。」

これは信濃町保育園分園が廃園されるから、やむなく転園した
お友達からのもらったメールです。

「子ども・子育て新システムのこと、新聞で目にするたびに、これからどうなっちゃうんだろうと
漠然とした不安を抱えています。
子育てなんかしたことのない政治家や、保育園なんか全く無縁のお金持ちの人だけで
考えていることなんだろうな、と思ってしまうよ。

私が以前から見ていたブログで、新システムに書かれた記事があったので、紹介するね。

2児のパパであり、保育士である方が書いているブログです。
新システムが「福祉の切り捨て」だっていうことが分かりやすく、私にも理解できる記事でした。
ブログのコメント欄に、こういうの勝手に紹介していいのか分からなかったんで、
とりあえずメールしてみましたー。


保育士おとーちゃんの子育て日記
4歳の男の子、0歳の女の子の父にして保育士。子育てして感じたことや、保育士をしていて思ったことをつれづれに書いています。そして、プロの子育てテクニックも伝えられるかも!
http://hoikushipapa.blog112.fc2.com/



ふぬーーー。
で、日本の国は、幼児教育についてどう考えているのでしょう?
「子ども・子育て新システム」は、幼保一体化という、数合わせ・体制調整だけの話ではないと思います。

問題点が山積み、検討不十分のまま3月に法案が通ってしまいませんように。
近いうちに、「国から説明をしてもらえる方法」を考えています。

子どもたちの命を守る会 のご紹介です。

2011-01-24 15:28:15 | 新宿子育てネットワークの連絡帳
先日お伝えした所沢の勉強会に参加した保育園の友達から
お知らせいただいたブログを読みました。

子どもが生きるためには大人が必要です。
大人が環境を作り、大人が制度を作っています。
胸が詰まる切実なメッセージばかりです。


子どもたちの命を守る会
1歳のりのちゃんは郡山市の認可外保育施設東北ラサール幼知園で亡くなりました。
大切な子どもたちの命を守るために私たちにできることってなんだろう?
http://ameblo.jp/angel-rino/entry-10690394541.html

こども園移行後も、幼稚園・0~2歳保育所併存  [読売新聞]

2011-01-24 10:27:03 | 新宿子育てネットワークの連絡帳
「子ども・子育て新システム」の内容に動きがあり、メディアも取り上げ始めています。
読売新聞によると、
本日24日、「子ども・子育て新システム検討会議」の作業部会に政府案として提案すると書かれています。

「幼稚園と保育所を統合する幼保一体化を目指す政府は、2013年度から幼児教育と保育、子育て支援事業の三つを提供する施設として「こども園」を導入し、現行の大多数の保育所、幼稚園を10年ほどで「こども園」へ移行するよう誘導していく方針をまとめた。

 一方で、幼児教育だけを提供する幼稚園と、主に0~2歳児向け保育を行う保育所も併存させる。
24日の「子ども・子育て新システム検討会議」の作業部会に政府案として提案する。

 政府案ではさらに、2013年度以降はこうした幼稚園や保育所も含めたすべての就学前児童施設を新たに「こども施設」として指定。現在の幼稚園向け私学助成や保育所向け保育所運営費などの公的補助を一本化した「幼保一体給付」(仮称)から運営費の補助を行う方針だ。「こども園」への財政支援を上積みすることで、移行を促す。」

(2011年1月24日03時01分 読売新聞)
記事のリンク↓
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110123-OYT1T00733.htm


作業部会では何を検討しているのか?
検討項目、どんなことがあるのかな?

みなさん、情報お持ちでしたら教えてください。
私も調べてみたいです。


もうひとつ、お知らせです。
新宿で保育にかかわるお仕事をしている先生から
お知らせ頂きました。
新システムだけでなく、各大学から子どもに関する興味深い講座も
用意されています。ご興味ある方は是非お運びください。

東京の保育・子育ての集い
第28回 東京合研 へのお誘い

日時:1月30日(日)9:45~16:00 
場所:都立杉並総合高校(京王井の頭線 「浜田山」駅 徒歩10分)
参加費:1800円  保育あり(保育料500円)
申し込み・連絡先:03-3339-1601(第28回 東京合研実行委員会)


午前中は、
    記念講演「差別と戦争を なくすために」 有馬 理恵さん(俳優座)
午後は、
    フォーラム 
          ①「子ども子育て新システムで保育や子育てはどうなるの?!」
            垣内 国光(明星大学) 近藤 幹生(白梅学園短大)
    
    講座    
          ②「乳幼児のかしこさとは何か
            鈴木 佐喜子(東洋大学)
          ③「気になる子にはわけがある」
            木村 順(療育塾ドリームタイム)
          ④「子どもの貧困と保育制度」
            浅井 春夫(立教大学)
    
    分科会   
          ⑤「子どもと絵本」
            田中 康子(昭和音楽大学)
          ⑥「0・1・2歳の保育で大切にしたいこと」
          ⑦「幼児の集団づくり」
          ⑧「子どもの食を考える」
          ⑨「働くことと子育てを支える保育園の役割」
          ⑩「父母同士のつながりをどう深めていくか
    
    実技講座  
          ⑪「ただ じゅんのあそびっこ」
            ドキドキわくわくのからだあそび表現講座
            ただ じゅん(舞台実演家 表現活動インストラクター)

盛りだくさんの内容です。
http://ameblo.jp/kosodatenetwork

「こども園」への完全統合先送り [東京新聞より]

2011-01-22 12:35:37 | 新宿子育てネットワークの連絡帳
保育園の友達からこんな情報をもらいましたので
お伝えします。


今日の東京新聞(総合・核心面3)にこんな記事が

「こども園」への完全統合先送り

政府は21日、2013年度から導入を検討している子育て施策「子ども子育て新システム」について、柱となる
幼稚園と保育所の一体化施設「こども園」の完全移行を先送りし、当面は地域の実情に応じて幼稚園と乳児保育所の併存を容認する方向で調整に入った。幼稚園関係者から強い反対があり、すべての施設をこども園とするのは難しいと判断。
当初「原則10年」としていた経過措置の期限を明示せず、準備が整った施設からこども園に移行させる方針だ。


・・・私の感想。
と、とりあえず良かったと思います。
幼稚園と保育園を一体化するという急ぎすぎなので、どうしよう!と
あたふたしていました。

本来の役割がそれぞれ異なる幼稚園と保育園。

「一体化すれば何とかなるでしょ!
待機児童が多いから、場所さえあれば、しのげるんじゃない?」

といった声かどこかにあったのでしょう。
私も、子どもを産んで働くために保育園に入園させるまで
保育園と幼稚園の違いすら恥ずかしながら知りませんでした。

幼稚園は、就学前の児童の教育の場として位置づけられています。義務教育に入る前にさまざまな学習をするところ。(かなり大雑把な説明でごめんなさい)

保育園は、「保護者が働いているなどの何らかの理由によって保育に欠ける児童を一日ごとに預り養護・教育することを目的とする通所の施設。」
家庭環境と似た”生活すること”が役割のメインです。

それぞれ、各園では思考を凝らし、特色がある保育・教育をしてくれています。
よーーーく考えないと、子どもと生活していないと「役割の違い」ピンと来ないかもしれまん。

保護者の立場から見てみると、わかりやすいかも知れません。

幼稚園の保護者は働いていても働いていなくても入園できます。
保育園の保護者は「就労している」「子どもの保育に欠ける」状況でないと入園できません。就労証明書を職場に書いてもらい、保育課へ提出して申込をします。

そういうわけで
当然、保育時間にも違いが出てきます。
幼稚園は登園時間、お迎えに行く時間が決まっています。(よね?)
多くの場合、3時まえには迎え時間になります。
夏休み・冬休みなどの長期お休みがあります。
お昼ねがないということもある。

保育園は保護者の仕事の都合によるので、登園時間、お迎え時間はまちまちです。
仕事終わりが(子どもにとって)遅い場合、夜5時以降となる子どもも居ます。
長期の休みは年末年始しか原則ありません。

この生活スタイルが違う子どもたちが一緒のクラスで生活するとなるとどうなる??
保育士は?
子どもは?

こういった現場の状況を、是非この機会に、よーーーく検証して、
机上の理論だけでなく現場の状況を調査した上で、
「子ども・子育て新システム」の内容を再検討していただきたいです。

日本の将来への舵取りをしている、行政関係のみなさま、官僚・議員のみなさま
どうか、どうか、お願いします!

「命をあずかる・預ける現場」は、とくに検討・調整がとても難しいことです。
大変な作業と労力が必要だと思っています。

私なぞ、一人の子どもの保護者でしかありません。
でもね、私も生きています。

みんな、母親から生まれてきた、同じ生き物です。
子どもは、守り、世話をしないと死んでしまいます。

日本の価値感はどこに目標を持ち、行動していくのか。
私は見守りながら、自分の意見を伝えたいと思います。

みなさんは、どう思いますか?

いつも読んでいただき、ありがとうございます。






日本弁護士連合会 「子ども・子育て新システム」を考える」シンポジウムのご案内

2011-01-21 12:39:27 | 新宿子育てネットワークの連絡帳
日本弁護士連合会からのシンポジウムのご案内です。

最近、あちこちで、緊急事態発生!!!という音が聞こえるほどに
「子ども・子育て新システム」を考える会が開かれています。

時間や場所が問題ですが、一人で考えて理解することは難しい私。
いろんなお知らせを頂いていますので、お伝えします♪

すべての子どもへの良質な生育環境を保障し,
子どもを大切にする社会のために

~「子ども・子育て新システム」を考える~

2010年6月に「子ども・子育て新システムの基本制度案要綱」が決定され,子どもに関する新たな施策の検討が急速に進められています。
この制度案要綱は,子ども・子育てを社会全体で支援し、すべての子ども・子育て家庭に必要な良質のサービスを提供することを方針の第一としていますが,子どもの貧困問題の解消という視点に立った具体的制度の言及がなく、困難を抱えた子どもに対する施策についても,直接触れられていません。
また,要綱中のいわゆる保育制度改革についても,さまざまな意見があるところです。

子どもたちを第一に大切する社会とは,どうあるべきでしょうか?
本シンポジウムでは,基調講演とパネルディスカッションを通じて,子ども・子育て新システムの内容を御説明し,子どもたちの良質な生育環境を保障するためにはどうするべきか,「子ども・子育て新システム」のあり方などについて,皆様と一緒に考えたいと思います。

日時:2011年2月9日(水)18時~20時(17時30分開場)
場所:弁護士会館17階1701会議室
(千代田区霞が関1-1-3)
(地下鉄丸の内線・日比谷線・千代田線 「霞ヶ関駅」B1-b 出口直結)

※参加費無料・事前申込不要です。直接会場へお越しください。
※具体的な内容は,日弁連ホームページをご参照ください。
(チラシも掲載しております。)
http://www.nichibenren.or.jp/ja/event/110209.html
問い合わせ先:
日本弁護士連合会 人権部人権第一課
TEL:03-3580-9857/FAX:03-3580-2896


基調講演「子ども・子育て新システムについて」(仮題)
・実方伸子 氏(全国保育団体連絡会事務局長)

パネルディスカッション
パネリスト
・秋野純一 氏(全日本自治団体労働組合社会福祉評議会事務局長)
・泉  健太 氏(衆議院議員)
・中島圭子 氏(日本労働組合総連合総合政策局総合局長)
・実方伸子 氏
・寺町東子 氏(弁護士・東京弁護士会)
コーディネーター
・大井 琢(日弁連貧困問題対策本部委員)