2.雨の恋 2006年05月17日 | 雨の物語 会社帰り、外に出ると雨が降り出していた。折りたたみの傘を広げようとすると、隣には好きな人が傘を忘れて、駐車場の車を止めている所までどうやっていこうかと、立ち往生していた。 雨の中見る彼女は、更に美しかった。雨の季節に咲く紫色のアジサイの様な感じがした。 私は傘を持っていたので「一緒に入っていかない」と言って、傘をかっこよく広げた。 彼女は、「いいんですか。」と言って私に寄り添って来た。近寄 . . . 本文を読む