黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『廃墟建築士』三崎亜記(集英社)

2009-02-16 | 読了本(小説、エッセイ等)
6月に起こった殺人事件、8月の終わりの中学生の自殺、そして9月に火事が…それらが巷で頻発する犯罪が、ビルの7階で起こったことから、市は7階の撤廃を決めた。
たまたま7階に住んでいた“私”の元にも立ち退き要請が。深く考えもせず、引っ越すつもりだったが、同じく7階に住んでいる、取引先の会社につとめる女性・並川に付き合い、成り行きで“七階護持闘争”に参加することになり……『七階闘争』、
廃墟に魅せられ、廃墟三流国である日本における“廃墟建築士”の先駆けとして働いてきた関川。一番弟子である鶴崎はこの業界で成功を収めていたが、ある日、廃墟偽装問題が発覚し、業界全体が震撼することに……『廃墟建築士』、
町営図書館の夜間開館に備え、図書館の“野生”を調教すべく、ハヤカワ・トータルプラン二ングから派遣されてきた日野原。調教も順調に進み、無事公開に漕ぎ着けた。ところが彼女が去る間際に、町側が勝手に公開期間を延長してしまい……『図書館』、
中身を守り続けることが存在意義と感じている“蔵”。そしてそんな蔵を守り続ける“蔵守”。そんな蔵守の元には、管理委員会から派遣されてきた女性の蔵守見習いがやってきたが……『蔵守』の4編収録。

いつもの如く、トンデモな設定ながら幻想とうまくマッチして、素敵な作品でした。今回は4編とも建物関係。
夜の図書館で、本が飛ぶという光景はちょっと見てみたいかも。……あ、この『図書館』の日野原さんは、『動物園』(『バスジャック』収録)にも出ていた方ですね~。

<09/2/16>

カシス@ラ・マドレーヌ

2009-02-15 | スイーツ
 上段はカシスのムース、下段はフランボワーズ風味のチョコムース。
 一番上はグラサージュで、ピンクに染めたホワイトチョコの破片が並んでいます。
 甘酸っぱさとチョコレートのバランスが良い感じ。
 ハート型なのはヴァレンタイン仕様かも?
 
 ラ・マドレーヌ:新潟(長岡)

『ないもの、あります』クラフト・エヴィング商會(筑摩書房)

2009-02-15 | 読了本(小説、エッセイ等)
堪忍袋の緒、舌鼓、左うちわ、相槌、口車、先輩風、地獄耳、一本鎗、自分を上げる棚、針千本、思う壺、捕らぬ狸の皮ジャンパー、語り草、鬼に金棒、助け舟、無鉄砲、転ばぬ先の杖、金字塔、目から落ちたうろこ、おかんむり、一筋縄、冥土の土産、腹時計、他人のふんどし、どさくさ、大風呂敷……よく耳にするけれど、一度としてその現物を見たことがない。そんな“ないもの”集めた、クラフト・エヴィング的商品カタログ。

文庫で再読。単行本との違いは、『腹時計』『他人のふんどし』『どさくさ』の3編が追加されてるところ(『腹時計』は『テーブルの上のファーブル』より。『他人のふんどし』、『どさくさ』は新作)。

<09/2/15>

ノクターン@西盛屋

2009-02-14 | スイーツ
 チョコレートムースの下に塩キャラメルが入っていて、土台はサブレ。
 上に、チョコレートと、いちごが載ってます。
 塩キャラメルは、ムースとかではなく本当にキャラメルなので(しかも全体の半分くらいを占めている…)、ものすごくヘビー…;
 カップに入っているのですが、キャラメルの粘着力がありすぎて、サブレの存在に容器を捨てる直前まで気づかず…。
 
 西盛屋:新潟(長岡)