黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『彩雲国物語 藍より出でて青』雪乃紗衣(角川書店)

2006-04-03 | 読了本(小説、エッセイ等)
国試最終筆記試験・会試直前の王都に、天才・藍龍蓮がやってきた。自由人なキテレツな振る舞いに、兄・楸瑛、そして周囲は大迷惑。その存在自体と笛の音で、彼が入棟した会試予備宿舎第十三号棟は“呪いの第十三号棟”と呼ばれ……『王都上陸!龍蓮台風』、
縹家当主・縹璃桜が春姫の存在に気づいてしまった。彼にさらわれる前に既成事実を作ってしまおうと克洵を焚き付ける英姫。春姫を思いつつも、手が出せないでいる彼に、あの手この手で画策してくる英姫に困り果てた克洵は……『初恋成就大奔走!』、
茶州を去る前に土地の料理を覚えたいという秀麗。せっかくだからと、お世話になった人々を招待して宴席を催すことに。その食材調達も兼ねて、遊びにいこうという事になり、龍蓮が名所案内をすることになったのだが、何故か“不思議ツアー”になってしまい……『心の友へ藍を込めて~龍蓮的州都の歩き方~』の3編の他、おまけの『夢は現に降りつもり』を収録の外伝短編集。

密かにお気に入りな、龍蓮大活躍(?)な1冊。
奇天烈大百科だの52度だのいわれている彼の魅力が満載(爆笑)……しかも、実はたて笛はちゃんと吹けるらしいという事実が判明したり。
それぞれに、今までの長編に描かれなかった部分を補完する形の短編で、とても楽しめました♪

<06/4/3>


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