黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『女形』不知火京介(講談社)

2005-11-05 | 読了本(小説、エッセイ等)
京都北座。歌舞伎役者、茗荷屋の若旦那、榊原松之助が舞台中に死亡。遺書を残していた。
そして同日。東京元禄座の舞台に立っていた父・榊原松次郎も蜂に刺され亡くなったという。
一方、京都での舞台に居合わせた、桔梗屋・堀内半四郎の弟子である三階さん(大部屋役者)の堀内すみれは、姉の友人であったライター・高田が亡くなる前に残したというメモの謎を追うが……。

ミステリとしては謎の部分はちょっと弱い気もしますし、根本の原因になっている事柄は今後他の人が気付いてもおかしくないんじゃあ……とか思いましたが、登場人物たちは魅力的だし、興味深く読めました。
すみれちゃんの今後とかも気になるので、続編希望♪
あとは個人的に、巻頭に人物紹介か系図が欲しかったかも(微妙に誰が誰だか読んでるうちに混乱したので)。

<05/11/5>

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