黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『別冊 図書館戦争 Ⅰ』有川浩(アスキー・メディアワークス)

2008-04-24 | 読了本(小説、エッセイ等)
近くの病院に転院してきた堂上を、毎日のように見舞う郁。りんごを剥いてあげたり(実際に剥けているかはさておき)と、すっかり恋人気分なふたり。やがて堂上も無事退院し、仕事に復帰した頃、図書館で本の盗難事件が多発。どうやら犯人は同一人物とみられることから、罠を仕掛けて……一、「明日はときどき血の雨が降るでしょう」、
正月。実家に帰る気になれず寮に居残っていた郁の元に、堂上の携帯から電話が。しかしそこから聞こえてきたのは何故か女性の声……実はそれは堂上の妹・静佳からの電話だったのだ。そんなこんなで郁の存在が彼の家に知られ、挨拶に行くことに……二、「一番欲しいものは何ですか?」、
二月。付き合い始めて半年も経つのに、恋愛経験のなさからキスから先に進むことを躊躇する郁。そんな彼女に触れようとした堂上を思わず避けてしまったことから、ふたりの仲はギクシャク。そんな中、図書館で催涙ガスが撒かれる事態が発生。建物内に聴覚障害の子どもが取り残されていることを知った郁は、思わず助けに戻ってしまい……三、「触りたい・触られたい二月」、
ようやく結ばれたふたり。けれどうっかりスポーツブラをつけてきてしまった郁は、途中でコンビニに買いに出かけようとしたり、行為に慣れていない為、堂上の肩に噛み付いてしまったり…。一方、図書館では、いろんな所にお菓子を隠しては、図書館内に“秘密基地”を作ろうとしている少年がやってきていて……四、「こらえる声」、
他の図書隊のカップルのように、ふたりで一緒に部屋を借りたいと持ち掛けた郁の言葉を、堂上に即座に却下。そんな彼の態度に郁が拗ねてしまった為に、気まずい雰囲気になってしまう。一方郁は、図書館で中学生が吐いた暴言がきっかけで、彼ら影響されたという作家・木島ジンの存在を知る。彼はあえてメディア良化委員会の示す“違反語”を用いずに、際どい内容の作品を発表しているという……五、「シアワセになりましょう」の5話収録。

図書館戦争スピンオフ・第1弾。ふたりの結婚までの道のり編(笑)。
……もう、ベタ甘です。
いろいろ名言(迷言?)、読みどころ満載な1冊でした。
第2弾は、どの辺に焦点があたるのか楽しみ~。

<08/4/24>


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