黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『スノーフレーク』大崎梢(角川書店)

2009-04-26 | 読了本(小説、エッセイ等)
函館の高校を卒業し、東京の大学への進学が決まっている桜井真乃は、小学6年生の時に彼女の前から消えた幼馴染・遠藤速人がいた。
彼の両親と妹、そして祖母は一家心中をし、函館湾の岸壁から海へと沈んだが、その際一緒だったと思われる速人の遺体だけが見つからなかったのだ。さらにその後、周囲の人たちから彼を目撃したという話を聞いていたこともあり、真乃はこれまで速人が死んでしまったことを受け入れられずにきたのだった。
卒業とともに彼のことを忘れると決意した真乃は、もうひとりの幼馴染である田村亨からの誘いを受け入れ、デートをすることに。
ところがその途中で、速人らしき人物を目撃した真乃。翌日、函館山の中腹にある彼の墓を訪ねた彼女は、そこで速人のそっくりの青年に出会い、激しく動揺する。
彼は、速人の従兄弟・勇麻だった。彼の周囲でも速人らしき人物が現れていることから、彼女たちの話を聞くために函館にやってきたのだという。
かくして6年前の事柄について調べることにした真乃たちは……

ちょっと切ない青春ミステリ。
登場人物の設定が、一昔前の少女マンガちっくな気が、なきにしもあらず…。

<09/4/26>



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