黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『雲の上の青い空』青井夏海(PHP研究所)

2007-09-18 | 読了本(小説、エッセイ等)
元探偵で、今は宅配便・シロヤギ便でドライバーとして働く寺坂脩二は、男手一つで小学生の息子・智を育てている友人・是清こと是枝清に頼まれて、父兄で持ち回りで行っている旗持ち当番を、2日間引き受けることに。
そんな彼は、2日とも登校班から離れ、ひとり遅れてやってくる少女を目撃し、不審を抱く。
その2日後、同僚ドライバーの茶木が2人の少女を営業所へ連れてやってきたが、そのうちのひとりは、寺坂が見かけた少女・恭子。茶木曰く、彼女が車にガムを貼り付け、いたずらをしていたというのだが……『みどりのおじさん』、
生垣にアサガオが咲いている家に住む老女・門脇ヨシヱの家に配達に行った寺坂は、その帰り、週刊誌の記者・草壁利津子に声をかけられる。荷物の差出人を知りたいと食い下がる彼女は、半世紀前に一世を風靡した後、姿を消した女優・相川マサエという人物を追っており、その行方をマサエの友人だったヨシヱが知っているのではないかと疑っているというのだが……『銀幕の恋人』、
寺坂が巨大な組み立て式のテーブルを配達した先にいたのは、かつて働いていた探偵事務所・大曲レディースリサーチの社長・大曲敏子の3人の娘たち……果歩、知歩、美歩だった。彼女たちは、母が付き合っているという藤代至という男性について調べて欲しいというのだが……『三色すみれによろしく』、
木造賃貸アパート・第二白河荘に住む青年・水沢尚希の元に配達に行った寺坂だったが、彼がなかなか荷物の受領印を押そうとせず、押し問答に。そんなところへ、彼の両親や“じい”小宮が現れる。会社社長を務める尚希の父から、ひきこもりな彼を鍛えて欲しいと頼まれてしまい……『透明な面影』、
智に頼まれ、小学校から消えたウサギの事件を調べることになった寺坂。かつて小学校に恨みを抱いていたという暴れん坊・永瀬純一の存在を聞かされるが……『ウサギたちの明日』の5話収録。

ほのぼのとした作品の雰囲気はとても良いのですが、このタイトルである意味が微妙に不明;

<07/9/18>


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